ブラジル株:続落、インフレ見通し引き上げや中国経済懸念で

12日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が先週末から続落。同国エコノミスト調査で来年のイン フレ率見通しが引き上げられたことや、中国経済減速の兆候を背景に商 品相場が下落したことが響いた。

国内小売り最大手のブラジレイラ・ジ・ディストリブイサン・グル ーポ・パン・ジ・アスーカルを中心に消費関連株が安い。中国を最大の 輸出先とする鉱業のヴァーレは6営業日続落と、7カ月で最長の値下が りとなった。

ブラジル中央銀行が約100人のエコノミストを対象に9日実施した 調査の中央値によれば、同国の消費者物価指数(CPI)は来年5.5% 上昇する見通し。前週調査では5.2%上昇が見込まれていた。予想が引 き上げられたことで、政策当局が借り入れコストを低下させる余地が狭 まるとの見方が強まった。

ボベスパ指数は前週末比0.5%安の66384.76で終了。指数構成銘柄 のうち下落が43銘柄、上昇が25銘柄。同指数は年初来17%の値上がりと なっている。通貨レアルは0.4%安の1ドル=1.7984レアル。

マクシマ・アセット・マネジメント(リオデジャネイロ)で運用に 携わるフェリピ・カソチ氏は電話取材に対し、ボベスパ指数の今年の上 昇の「主な理由の一つは低金利だ。インフレは今後の懸念材料となり得 る」と指摘。「中国の景気減速が一段と強まるリスクを今すぐには排除 できない。ボベスパ指数における商品関連銘柄のウエートを考えると、 その点は極めて注意深く見る必要がある」と述べた。

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