英国債:10年債上昇、利回り月初来最低-ユーロ圏景気見通し

12日の英国債市場では10年債が4営 業日ぶりに上昇、利回りは月初来の最低を付けた。ユーロ圏景気の減速 兆候を背景に、比較的安全とされる英国債の需要が高まった。

イタリアが昨年10-12月(第4四半期)にリセッション(景気後 退)入りした上、ギリシャは第2次支援を確保しても簡単には回復しな いとの懸念は強まっている。また、英銀ロイズ・バンク・コーポレー ト・マーケッツの12日付リポートによると、英国民の失職に対する懸念 は2カ月連続で和らいだものの、関連指数は依然として危機前の平均水 準を下回っている。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ス タメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は「ユーロ圏でもとりわけ周辺 国で状況が改善し始める明らかな兆候が見えるまで、投資家は財政の先 行きに注目し続ける。それで安全な逃避先としての英国債は恩恵を受け る」と説明。「投資家は英景気見通しに慎重なままだ」とも語った。

ロンドン時間午後4時41分現在、10年債利回りは前週末比6ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.09%。先月28日以来の低 水準を付けた。同国債(表面利率4%、2022年3月償還)価格はこの 日、0.605上げ117.110。

イタリア国家統計局(ISTAT)がこの日発表した第4四半期の 国内総生産(GDP)統計(改定値)は前期比0.7%減となった。7- 9月(第3四半期)は0.2%減だった。

原題:Gilts Rise as Europe Slowdown Signs Spur Safety Bid; Pound Drops(抜粋)

--取材協力:Scott Hamilton.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE