欧州債:ドイツ10年債上昇、4カ月ぶり低利回り-ギリシャ財政懸念で

12日の欧州債市場ではドイツ国債が 上昇し、利回りはほぼ4カ月ぶりの低水準となった。ユーロ圏諸国がギ リシャ向け第2次支援策を承認する見通しとなったものの、同国財政が 悪化するとの懸念が手掛かり。

ドイツ10年債相場は続伸。この日発表された同国の卸売物価指数 (WPI)が2月に鈍化し、国債の価値保存に寄与した。ギリシャ債を 保有する民間投資家が先週に損失受け入れで合意、ユーロ圏財務相会合 (ユーログループ)がブリュッセルでこの日に開かれる。ギリシャ政府 が債務再編で集団行動条項(CAC)を発動。これを受けて32億ドル相 当のギリシャ債を保証するCDSの決済を必要とする信用事由が発生し たと認定されたことから、ギリシャ債の保証コストは8週間ぶり高水準 に達した。

モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オズ ワルド氏(ロンドン在勤)は「ギリシャの信用事由の影響を見極め、ユ ーログループを注視する動きがあり、これがドイツ国債の支援要因とな っている」と述べ、「ギリシャが注目されなくなることは決してない。 警戒感が多少高まったが、マイナスというよりは警戒だ」と続けた。

ロンドン時間午後4時9分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比4 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.76%。一時 は1.74%まで下げ、昨年11月15日以来の低水準を付けた。同国債(表面 利率2%、2022年1月償還)価格はこの日、0.345上げ102.175。

ドイツ連邦統計庁の発表によると、2月の卸売物価指数は前年同月 比2.6%上昇。1月は3%上昇だった。

原題:Bund Yields Fall to Four-Month Low on Greece; Italy Bonds Drop(抜粋)

--取材協力:Abigail Moses.

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