グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市 場の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式市場で、ハンセン指数は上昇。2月の中国貿易収支が 22年ぶりの大きな赤字幅となったにもかかわらず、中国人民銀行 (中央銀行)の周小川総裁が、先月の預金準備率引き下げが金融政策 緩和のシグナルではないと述べたことで、下落した銘柄も多かった。

携帯電話サービス会社のチャイナ・モバイル(中国移動、941 HK)は、証券会社が同社株を推奨したことで3.9%高。一方、営業 利益の4分の1を欧州に依存する携帯電話機メーカー、富士康国際 (2038 HK)は3.6%安。欧州債務危機を受け、中国の輸出の伸び が減速したことが嫌気された。

米ウォルマート・ストアーズに玩具や衣料を納入するリー・アン ド・ファン(利豊、494 HK)も値を下げた。

中国鉄建(1186 HK)は7.3%安。国営新華社通信が報じたと ころによると、同社が建設した高速鉄道の未開通部分が激しい雨で一 部崩壊する事故が起きた。中国中鉄(390 HK)も売られた。

リッチランド・キャピタル・マネジメントのマネジングディレク ター、アレックス・アウ氏(香港在勤)は、「中国政府は景気下支え のため何かする必要がある」と指摘。その上で、「投資家は政府によ り多くのことを期待し始めるだろう」と述べた。

ハンセン指数は前週末比48.18ポイント(0.2%)高の

21134.18で終了。ハンセン中国企業株(H株)指数は0.3%安の

11225.91で引けた。

【中国株式市況】

中国株式市場では指標の上海総合指数は下落。政府が金融政策を 緩和するとの観測が広がる一方で、中国の景気減速の兆しが強まって いる。

保利房地産集団(600048 CH)が3.9%安。同社の売上高が減 少したほか、中国の銀行による2月の新規融資が予想を下回ったこと が響いた。金地集団(600383 CH)も値を下げた。

上海汽車集団(SAICモーター、600104 CH)など自動車株 も下落。中国の乗用車販売台数が1-2月としては7年で最大の落ち 込みとなったことが響いた。一汽轎車(000800 CH)も安い。中国 中部の湖北省で高速鉄道の未開通部分が一部崩壊する事故が起きたこ とで、中国鉄建(601186 CH)が1.8%安。

大衆保険の呉侃ファンドマネジャー(上海在勤)は「全ての経済 指標は減速傾向を示している」と指摘。「投資家は政府が金融政策を 緩和すると期待しているが、その期待を満たすために政府が迅速に動 くかどうかは引き続き見極める必要がある」と述べた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動し ている上海総合指数は、前週末比4.60ポイント(0.2%)安の

2434.86で終了。上海、深圳両証取のA株に連動しているCSI 300指数は同0.4%安の2654.40。

【インド株式市況】

インド株式相場は続伸。インド準備銀行(RBI、中央銀行)が 前週末に預金準備率を緊急に引き下げたほか、1月の鉱工業生産が7 カ月ぶりの高い伸びとなったことが手掛かり。

インド最大の銀行、インドステイト銀行は3.8%上げるなど、銀 行株が総じて高い。国内最大のエンジニアリング会社ラーセン・アン ド・トゥブロは3.6%上昇。時価総額で同国最大の企業、リライアン ス・インダストリーズは3.2%高となった。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数は前週末比84.43 ポイント(0.5%)高の17587.67で終了。一時は1.5%高となっ た。

インド中銀は9日の取引終了後、預金準備率を10日から

4.75%と、従来の5.5%から引き下げると発表。これは2004年以 来の低水準。12日発表された1月の鉱工業生産指数は前年同月比

6.8%上昇。ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミスト26 人の予想をすべて上回る結果となった。昨年12月は同2.5%上昇に 改定された。

ステイト銀(SBIN IN)の終値は2310.80ルピー、ラーセン (LT IN)は1349.00ルピー。リライアンス(RIL IN)は

798.55ルピーで引けた。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比15.30ポイント(0.4%)安の

4196.69。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比15.80ポイント(0.8%)安の

2002.50。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比88.46ポイント(1.1%)安の7927.55。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比0.97ポイント安の2962.18。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前週末比14.25ポ イント(0.9%)安の1564.75。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比8.53ポイント(0.7%)安の1150.18。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比4.20ポイント(0.1%)安の

3987.35。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比5.54ポイント(0.1%)安の

4975.17。

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