米フェルズFなど、増配と自社株購入へ-健全性審査合格なら

ウェルズ・ファーゴやシティグル ープをはじめとする米銀は、米連邦準備制度理事会(FRB)が今週 実施する年次ストレステスト(健全性審査)に合格した場合、増配と 自社株購入に踏み切るもようだ。これらの株主還元策の規模は前年比 30%増の総額90億ドル(約7400億円)強に達する可能性がある。

ブルームバーグが調査したアナリスト6人の予想によると、 米銀大手19行のうち13行で今年の配当上積み分が計37億9000万ド ル、自社株買いが55億2000万ドルに上る可能性がある。合計の支出 額はウェルズ・ファーゴが計41億6000万ドルで最も大規模。2位は シティの29億2000万ドルと予想されている。

バール・アンド・ゲイナーで資産運用に携わるマット・マコーミ ック氏は、「自らを他行や競合相手と差別化し、投資家から新鮮な視 点で見られるようになる機会だ」とし、「銀行は厳しい状況から脱した と、多くの人が指摘するだろう」と述べた。

投資家は金融機関に対し、配当や自社株購入を金融危機前の水準 に戻すよう求めている。危機の際には米政府の救済条件の下でそれら は中止された。KBW銀行指数によると、配当は2008年の危機前の 10年間で、株主のトータルリターンの約3分の2を占めていた。

今月15日のストレステストの結果を受けて増配が認められると の期待などから、KBW銀行指数は今年16%上昇。FRBは資産が500 億ドル以上の米金融機関31行にストテステストを義務付けている。

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