IAGのCEO:日航と共同事業で新路線検討-アジア事業強化で

インターナショナル・コンソリデ ーテッド・エアラインズ・グループ(IAG)のウィリー・ウォルシ ュ最高経営責任者(CEO)は12日、アジア事業強化のため、日本航 空との共同事業を含めアジア地域での新路線の就航を積極的に検討す ることを明らかにした。また、日航側が望んだ場合にのみ同社への投 資を検討する意向を示した。

ウォルシュCEOは、傘下の英ブリティッシュ・エアウェイズ(B A)が現在発注している次世代中型旅客機「ボーイング787」(ドリ ームライナー)を使って、アジア地域の需要を取り込むために積極活 用すると強調した。特に、日本を経由した形で中国への路線を就航さ せ、欧州とアジアを結ぶ事業を拡大するという構想を示した。今回の 来日で、日航の首脳陣と会談し、協力関係の一層の緊密化を話し合い たいとしている。

BAは現在24機のB787を発注済みで、初号機の受け取りは 2013年の見通し。IAGは、BAとスペインのイベリア航空の合併で 11年1月に誕生した持ち株会社。ウォルシュCEOは、英国商工会議 所が同日都内で開催した講演会で語った。

日航とBAは04年から日航が運航する国内線と、BAの欧州内路 線でそれぞれ乗り継ぎ便の共同運航を実施している。ただ、日航は日 欧間を結ぶ大西洋路線での共同運航については、フィンランド航空や エールフランス航空などと実施しているものの、BAとは実現してい ない。

日航は2月、国土交通省に独占禁止法の適用除外(ATI)を申 請したと発表。IAG傘下のBAも欧州連合(EU)に同様の申請を 行った。両社は認可を前提に、共同事業の開始に備え、現時点で可能 な空港ターミナルや顧客対応など複数の分野で協議している。

日航は、昨年4月からアメリカン航空と、アジアと北米を結ぶ太 平洋の10路線で共同事業を展開している。今後は太平洋路線での提携 が課題となっており、国際航空連合のひとつワンワールド・アライア ンス加盟社との提携を一段と強化する方針。

航空連合スターアライアンスに加盟する全日本空輸は、すでに関 係各国の航空当局からATIの認可を受け、昨年4月に米ユナイテッ ド・コンチネンタル・ホールディングス傘下のユナイテッド航空とコ ンチネンタル航空、10月には独ルフルトハンザグループのルフトハン ザ航空と共同事業を開始している。

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