世界の外為取引高がリーマン破綻前水準を超えた可能性-BISが試算

国際決済銀行(BIS)によると、 外国為替取引高は昨年9月に1日当たり5兆ドル(約412兆円)に増加 し、2008年のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻の前 に付けた記録を抜いた可能性がある。

BISの報告によると、取引高はその後10月に約4兆7000億ドルに 減少。2012年の初めはかなり落ち込んだ可能性が高いという。BISは 3年ごとに実施している外国為替調査のデータの補足と各国中央銀行や 電子取引プラットフォームからの情報から試算した。

BISのシニアエコノミスト、モーテン・ベック氏は同報告書で、 為替取引が金融危機の最初の年に増加を続け、リーマン破たん直前の08 年9月に約4兆5000億ドルに達したことが調査で分かったと指摘。その 後09年4月には3兆ドルにまで落ち込んだと分析した。

ベック氏は「09年半ばまでには、世界の外為取引は再び上向き始 め、10年4月には4兆ドルに増加した」と述べ、「われわれの測定で は11年9月に5兆ドルに達したが、年末までに相当落ち込んだ可能性が 示されている」と説明した。

原題:Currency Trading Volumes Surpass Pre-Lehman Peak, BIS Estimates(抜粋)

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