オーストリアが銀行資本注入も-ギリシャ債CDS信用事由で

オーストリア政府は銀行のKAフィ ナンツに最大10億ユーロ(約1081億円)の資本を注入する必要に迫られ ている。同国は2週間足らず前にオーストリア・フォルクスバンケンを 救済したばかり。

国際スワップデリバティブ協会(ISDA)は9日、ギリシャ政府 による債務再編での集団行動条項(CAC)発動を受け、クレジット・ デフォルト・スワップ(CDS)の保険金支払いが必要となる信用事由 が発生したと認定した。

KAフィナンツはISDAの決定前に出した発表文で、ギリシャ債 CDSが決済されることになった場合、約10億ユーロのリスク引当金を 計上する可能性があると説明していた。

KAフィナンツは、2008年のコミュナルクレジット・オーストリア の国有化の際に設立されたバッドバンクで、本業ではない証券やローン 債権、CDSを引き取っていた。オーストリア政府はKAフィナンツの 資本比率を7%に維持すると公約しており、フェクター財務相は3月3 日、政府は公約を順守するため最大10億ユーロの注入が必要になる恐れ があると述べていた。

原題:Austria Faces Bank Injection After ISDA Triggers Greek CDS (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE