天皇陛下「安心して生活できる国土を」、追悼式でお言葉

3週間前に心臓手術を受けられたば かりの天皇陛下は11日午後、政府主催の東日本大震災1周年追悼式に皇 后陛下とともに出席、震災の犠牲者に対して深い哀悼の意を表されると ともに、今後「人々が安心して生活できる国土」の構築へ期待を示され た。

天皇陛下はこの中で、犠牲者の中に消防団員ら救助、防災活動中に 亡くなった人が多く含まれていたことを忘れることができないと語られ た。国や地方自治体、ボランティアらの支援が避難者の未来に向う力を 引き立てたとも述べ、世界各地からの支援にも深い感謝を表明された。

東京電力・福島第一原子力発電所事故にも触れ、避難した人々が住 み慣れた地域に安全に暮らすためには、「放射能の問題を克服しなけれ ばならないという困難な問題が起こっている」と語り、原発事故対応に 働いてきた人々の尽力を深くねぎらう気持ちも示された。

宮内庁によると、天皇陛下は2月18日に、東大医学部付属病院で心 臓の冠動脈パイパス手術を受けられ、3月4日に退院。その後、胸の水 がやや増加し息切れなどの自覚症状が出たため、7日に水を抜く処置を 受けられていた。

追悼式は東京・千代田区の国立劇場で行われ、野田佳彦首相ら政府 関係者のほか、震災犠牲者の家族、海外の招待者らが出席。NHKテレ ビが中継した。

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