米大統領選、雇用の大幅増が再選目指すオバマ大統領を後押し

2月の雇用統計では雇用が大幅に増 加し、失業率は8.3%で変わらずとなった。これは景気の改善を浮き彫 りにしており、再選を目指すオバマ大統領にとって支援材料となりそう だ。

テンプル大学(フィラデルフィア)のクリストファー・リージン教 授(政治学)は、「この状況が続けば、オバマ大統領が優位に立つだろ う。必ずしも大きな優位というわけではないが、優位は優位だ」と指摘 した。同教授は、近日出版予定の「The Timeline of Presidential Elections(仮訳:大統領選のタイムライン)」の共著者。

米労働省が9日に発表した2月の雇用統計によると、非農業部門雇 用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比22万7000人増。ブルーム バーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は21万人増だっ た。家計調査に基づく失業率は前月から横ばい。昨年8月に9.1%だっ た失業率は、前月まで5カ月連続で低下していた。

南カリフォルニア大学のダン・シュヌール氏は雇用統計発表前のイ ンタビューで、「9%台の失業率を見慣れている有権者にとっては、こ れは前進と映るだろう」とし、「オバマ大統領の再選に向けたキャンペ ーンにとっては大きな勝利ではないかもしれない。だが、目立った障害 になることもないだろう」と続けた。

共和党の見方

大統領選の共和党候補者への指名を目指しているリック・サントラ ム元上院議員は9日、景気はオバマ政権の政策「にもかかわらず」回復 しつつあると述べた。

サントラム氏は今週末放送予定のブルームバーグテレビジョンとの インタビューで、「雇用が25万人近く増えていることは確かに一歩前進 だ」と述べた。

その上でオバマ政権について、「ひどい政策が原因で雇用統計もひ どい内容が続いた」とし、「この政権が起こした向かい風にもかかわら ず、最終的には景気は回復する」と付け加えた。

原題:Obama’s Re-Election Case Bolstered by February Jobs Report (1)(抜粋)

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