欧州株(9日):3日続伸、米雇用増で-ギリシャ債交換も好感

9日の欧州株式相場は3日続伸。こ の日発表された米雇用統計が予想を上回る雇用増を示したほか、ギリシ ャ債の交換に多数の民間投資家が応じたことが好感された。

ドイツのエンジニアリング・工業ガス会社、リンデが高い。2011 年10-12月(第4四半期)利益が市場予想を上回ったことが買い材料。 フランス最大の出版社ラガルデールは大幅安。11年通期の純利益が市場 予想に届かなかった。

ストックス欧州600指数は前日比0.5%高の265.44で終了。今週全体 では0.7%下げた。

ストアブランド・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、 エスペン・ファーネス氏(オスロ在勤)は「度胆を抜くような数字では なかったが、非農業部門の雇用者数は米景気の着実な回復を引き続き示 唆している」と指摘。「先月発表された数字も上方修正されており、米 経済の健全性が示された。雇用なき回復ではない」と付け加えた。

ストックス欧州600指数は2009年3月9日に付けた約12年ぶり安値 から68%上昇。同期間に米S&P500種株価指数は103%上げた。ストッ クス欧州600は年初来では8.6%高。欧州中央銀行(ECB)が1兆ユー ロ余りの3年物資金を域内銀行に融資したことや、予想を上回る米経済 指標が株価を支えてきた。

米労働省がこの日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門雇 用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比22万7000人増。ブルーム バーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は21万人増だっ た。前月は28万4000人(速報値24万3000人)の増加に修正された。

ギリシャの債務交換には、同国法に基づく債券1520億ユーロ(交換 対象の85.8%)の保有者が参加を表明。同国政府は、これら自発的参加 者以外にも減免を強制する集団行動条項(CAC)を発動する方針。

この日の西欧市場では、18カ国中12カ国で主要株価指数が上昇。リ ンデは5.6%高の133.05ユーロ。ラガルデールは6.1%下げて22.32ユー ロで引けた。

原題:European Stocks Rise as U.S. Jobs Beat Estimates; Linde Climbs(抜粋)

--取材協力:Adria Cimino、Tom Stoukas.

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