欧州債(9日):スペイン債3日続伸-ギリシャ債務交換完了

9日の欧州債市場ではスペイン国 債が3日続伸。ギリシャは1000億ユーロ以上の債務の減免で民間債権者 の合意を取り付け、史上最大のソブリン債再編が実現したことを背景 に、高利回り債の需要が高まった。

  イタリア10年債は週ベースで上げ、9週連続高となった。1月のド イツ輸出が持ち直したほか、米国で2月の非農業部門雇用者数が予想以 上に増えたことから、世界的な景気回復で欧州の高債務国による債務返 済がより容易になるとの楽観が強まった。

ドイツ10年債は7週ぶり低水準まで2bp未満となった。格付け会 社フィッチ・レーティングスは9日、ギリシャの債務交換を受け、同国 の格付けを一部債務不履行を意味する「リストリクティッド・デフォル ト(RD)」に引き下げた。

ダンスケ銀行のアナリスト、アンダースモーラー・ラムホルツ氏 (コペンハーゲン在勤)は、ギリシャ債務交換は「総じて市場にはプラ スだ」と述べ、「ギリシャをめぐる大きな災難は回避された。昨日から のリスク改善はこの日も続いている。一部詳細はまだ明らかではない が、全般的な反応は良い」と続けた。

ロンドン時間午後3時17分現在、スペイン10年債利回りは前日比6 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5%。同国債(表面 利率5.85%、2022年1月償還)価格は0.505上げ106.53。

イタリア10年債利回りは4bp上げ4.85%。前週末比では6bp低 下し、年初来では226bpの下げとなった。

ユーロ圏の財務相らは電話会議で、355億ユーロ相当のギリシャ向 け支援資金の支払いを承認した。ギリシャ向け1300億ユーロ規模の救済 策を実施するための条件である債務交換が完了したことに伴う措置。

ドイツ輸出

ドイツの1月の輸出(営業日・季節調整済み)は前月比2.3%増加 した。昨年12月は4.4%減(改定)だった。米労働省の発表によると、 2月の非農業部門雇用者数は前月比22万7000人増。ブルームバーグがま とめたエコノミストの予想中央値は21万人増だった。

ドイツ10年債利回りは1.79%と、前日からほぼ変わらず。7日に は1.77%まで下げ、1月16日以来の低水準となった。2年債利回りもほ ぼ変わらずの0.17%。1月12日には過去最低の0.134%を記録した。

原題:Spanish Bonds Climb on Greek Debt Swap as German Exports Rise(抜粋)

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