東工取社長:CMEと連携強化目指す、海外から顧客呼び込み狙う

東京工業品取引所の江崎格社長は9 日の定例記者会見で、米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)との 連携強化を進める考えを示した。来週の初めにシカゴでCMEの幹部と 会い、上場商品やシステムの共通化などについて話し合うという。

江崎社長によれば、米フロリダ州ボカラトンでの米先物業協会 (FIA)の年次総会への出席前の11日-12日にシカゴに入り、CME の幹部らを訪問する。「CMEとの関係強化で世界的なネットワークを 使って市場参加者が入ってくることが実現すれば我々にとってもプラ ス」と言う。CMEに上場されているオマーン原油を東工取にも上場さ せるなど上場商品の共通化やシステムの共同利用などについて意見交換 する意向だ。

また、資本提携の可能性については「出資の問題は排除しない」と したが、現状はCMEから資本参加の話はきておらず、東工取側から打 診する予定はないとしている。7日付の朝日新聞は、東工取はCME に20%を上限に出資を求める考えと報じていた。

一方、政府は、金融庁、農林水産省、経済産業省の管轄下にある証 券、金融、商品を扱う取引所の規制を一元化する総合取引所の実現に向 けて金融商品取引法の改正案を同日、閣議決定した。江崎氏は「法案を 見ただけではわれわれにとってプラスなのかマイナスなのかは分からな い」と指摘。ただ、CMEとの連携強化と総合取引所への参加について は「二者択一ではなく両立できる」と述べた。

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