米国債への中国からの需要鈍化、今年も続く公算-BOA

米国債に対する中国からの需要の鈍 化が今年も続き、利回りを押し上げる可能性があるとバンク・オブ・ア メリカ(BOA)メリルリンチが予想している。

中国は米国に対する最大の債権国。海外勢の米国債保有は昨年、過 去最高の5兆ドル(約409兆円)に膨らんだが、米国債に投じる資金が 減少するのは中国だけではないとBOAは指摘する。国際通貨基金 (IMF)の最新統計によれば、世界の外貨準備は昨年7-9月(第3 四半期)に前年同期比13%増加したが、2008年の最大30%と比べると伸 びが鈍化している。

BOAのアジア太平洋地域金利調査責任者ビン・ガオ氏(香港在 勤)は2日のインタビューで、「中国の国内消費が今後拡大し、輸出が 減少する一方で輸入は増加すると予想される。外貨準備は今後も増え続 けるだろうが、ずっとゆっくりしたペースになる」と語った。

中国などの国は製品を輸出すると同時に輸出を促進するために自国 通貨売り・ドル買いを行い、ドルの外貨準備を増やしてきた。これらの 国々の経常黒字が減少傾向にある現在、外貨準備に流れ込むドルも減り つつあるとBOAは分析している。

中国の米国債保有高は昨年末時点で1兆1500億ドル相当と、過去最 高だった昨年7月の1兆3100億ドルから12%減少した。

原題:Chinese Demand for Treasuries to Slow, Bank of America Says(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan.

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