ニュージーランド:次期中銀総裁にスペンサー副総裁を起用か

ニュージーランドは世界経済の減速 や通貨高に苦しむ中、ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行) の総裁に、1982年以来初めて中銀出身者を起用する可能性がある。

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査によると、10人中9 人がスペンサーNZ中銀副総裁(59)が総裁に昇格する可能性が最も高 いと回答した。ニュージーランドの4大銀行のうち3行の中銀担当アナ リストが同氏を予想している。公的年金基金の責任者で元中銀副総裁の エイドリアン・オア氏(49)は、2番目に可能性が高い。

9月に退任する意向を示しているボラード総裁は、これまでNZド ル高に対し為替介入することはほとんどなかった。NZ中銀総裁は一人 で政策金利を決定するため、投資家は政策変更の可能性がないか、次期 総裁人事に注目する見通しだ。2007-09年の信用危機を受け、監督当局 が国際金融規制を見直す中、スペンサー副総裁は銀行や銀行以外の金融 機関を監督した経験を生かすことができる。

ニュージーランド銀行(BNZ)の調査責任者、スティーブン・ト プリスは、「プルーデンス政策を理解する人を有力な候補者に据える必 要があり、それこそがスペンサー氏が強力な候補者になった理由だ」と 指摘。「プルーデンス義務は同氏の得意分野だ。銀行の機能や考え方を 理解している」と述べた。

原題:New Zealand Seen Picking RBNZ Veteran as Bollard’s Successor (1)(抜粋)

--取材協力:Iain Wilson.

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