中国:インフレ率、1年8カ月ぶり低水準-工業生産の伸び鈍化

中国ではインフレ率が1年8カ月 ぶりの低水準となったほか、工業生産と小売売上高の伸びが鈍化した。 世界2位の経済大国である中国で、当局が景気刺激策を講じる可能性 が高まった。

国家統計局がウェブサイトで9日発表した2月の消費者物価指数 (CPI)は前年同月比3.2%上昇。ブルームバーグ・ニュースが調 査したエコノミスト35人の予想中央値は3.4%上昇だった。1月は

4.5%上昇と、市場予想を上回る伸びとなっていた。1月と2月の統 計は、春節(旧正月)の連休の時期が影響してゆがみが生じる。

1-2月の工業生産は前年同期比11.4%増。1-2月の小売売上 高は前年同期比14.7%増。いずれも市場予想と昨年12月の伸び率を 下回った。単月の数字は公表されていない。

HSBCホールディングスのアジア経済調査担当の共同責任者、 屈宏斌氏(香港在勤)はブルームバーグテレビジョンのインタビュー で、中国当局は経済成長の「下押し圧力に一段と注意を払う必要があ る」と指摘。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を6月末までに 少なくとも2回引き下げると予想した。

2月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比変わらず。市場予 想中央値は0.1%上昇だった。1月は0.7%上昇していた。

地方の家計を除いた1-2月の固定資産投資は前年同期比21.5% 増。ブルームバーグのエコノミスト調査の予想中央値(20.5%増)を 上回る伸び率となった。

--Li Yanping. With assistance from Ailing Tan and Shamim Adam in Singapore and Baizhen Chua, Jessica Zhou, Huang Zhe and Zheng Lifei in Beijing. Editors: Scott Lanman, Nerys Avery

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