LIBOR操作疑惑、シンガポール通貨庁にも調査協力を要請

世界の金融市場の指標として利用 されるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の操作疑惑をめぐる調査 で、シンガポール通貨庁(MAS、中央銀行に相当)は、他の金融監督 当局から協力要請を受けたことを明らかにした。

MASは8日、ブルームバーグ・ニュースの質問に電子メールで回 答し、「MASは銀行間金利が操作された可能性について他の監督当局 が調査を進めていることを承知しており、一部から協力の要請を受け た」と説明。シンガポールの金融機関や個人による「操作疑惑」に対し て「関係当局と協力して対応する」と強調した。

LIBORは全世界の360兆ドル(約2京9400兆円)相当の証券の 指標として用いられているが、規制は最小限にとどまっている。

シンガポールでは、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グ ループ(RBS)がLIBORの操作疑惑に関連し、元トレーダーのタ ン・チミン氏を解雇した。法廷に先月提出された文書によれば、RBS はこれまでそのような行為を黙認してきたにもかかわらず、責任を転嫁 するスケープゴートを見つけるために内部調査を利用したと批判を浴び ている。

世界各国の監督当局は、資金調達が困難とみられることを避けて金 融機関が日常的に借り入れコストを偽っていなかったかや、LIBOR に連動するデリバティブ(金融派生商品)投資を有利に進めるためにト レーダーが提出する金利を操作していなかったか調査している。米司法 省もLIBORなど指標金利の操作疑惑に関する刑事捜査を行っている ことを公に認めた。

原題:Singapore Regulator’s Help Sought by Others in Libor Probes(抜粋)

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