食料不足の貧困国:穀物輸入額、過去最高の2.7兆円に増加か

世界の食料不足に苦しむ貧困国の穀 物輸入額が2011年7月-12年6月に過去最高水準に達するとの見通し を、国連が示した。小麦とトウモロコシの価格上昇と需要拡大が背景に ある。

国連食糧農業機関(FAO)のリポートによると、低所得・食料不 足国の11-12年の穀物輸入は総額326億ドル(約2兆7000億円)と、前 年の323億ドルから増加する見込み。5年前は208億ドルだった。

FAOの穀物価格指数は2月に227.1ポイントと、1月の222.7ポイ ントから上昇。5年前と比較すると52%上昇している。アフリカとアジ アの一部の地域で11年に穀物生産が減少したため、輸入量は増加が予想 されている。

FAOは8日発表したリポートで「全体的な輸入量が11-12年に増 加するとみられるため、低所得・食料不足国の穀物輸入額は過去最高 の326億2000万ドルに達し、10-11年の推計をわずかに上回る見通し だ」としている。

データによると、低所得・食料不足国の穀物輸入は計8430万トン と、7850万トンから増加すると予想されている。

原題:Grain-Import Costs for Poor Countries to Rise to Record, UN Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE