米ウィンに2ページの書類作成命令-岡田氏の書類開示請求で

日本のパチスロ機メーカー、ユニバ ーサルエンターテインメントの岡田和生会長が米カジノ運営会社ウィ ン・リゾーツの帳簿書類へのアクセスを求めた申し立ての審問が8日、 米ネバダ州ラスベガスの州裁判所であった。判事はウィンに対し、岡田 氏向けに2ページ余りの書類を作成するよう命じた。

岡田氏はウィンの株式公開前の情報に関する追加書類のほか、ステ ィーブ・ウィン最高経営責任者(CEO)の離婚に伴う株主合意修正の 関連書類の作成も求めていたが、エリザベス・ゴンサレス判事は同日の 審問で、この請求を退ける判断を下した。

岡田氏は、ウィンが昨年約束したマカオ大学への10億香港ドル (約110億円)の寄付に関連する帳簿書類を調査する資格が自分にあ ると主張。書類の開示を命じるよう同裁判所に求めていた。2月9日の 審問で同判事は、今後の審問で岡田氏の請求が「妥当」であるのにウィ ンが情報提供を拒否したと判断した場合、同氏の求めに応じるようウィ ンに命じると説明していた。

ウィンの弁護人を務めるカーク・レナード氏はこの日の審問で、 「ウィン関係者に対して、倉庫にある2000-02年のあらゆる記録に目 を通すよう求めるのは不合理だ」と主張した。ウィン氏は7日裁判所に 提出した資料で、要求された書類約900ページ相当をすでに岡田氏に 提供していると記していた。

1月に申し立て

ユニバーサルエンターテインメントを通じた株式保有でウィンの筆 頭株主だった岡田氏は、マカオ大学への寄付の約束や、同氏が02年に 投じた1億2000万ドル(約98億円)の使途などについて同社に情報 開示を求めたが、受け入れられなかったとして、1月に申し立てを行っ た。

ウィンは、岡田氏は「不適格者」だとして、ユニバーサルエンター テインメントが保有していたウィン株20%を強制的に買い戻した。ま た7日には、岡田氏の取締役解任を承認するよう株主に求めることを明 らかにしている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE