中国経済のハードランディング懸念は大げさ-エール大ローチ氏

エール大学教授のスティーブン・ロ ーチ氏は、中国経済がいわゆるハードランディングに陥るとの懸念は 「極めて大げさ」との認識を示した。

モルガン・スタンレー・アジアの前会長でもあるローチ氏は8日に 上海での会議で、中国政府当局はインフレ抑制に向けて素晴らしい仕事 をしていると指摘。その上で、同国経済の成長にとって最大のリスク は、固定資産投資への依存度が増し、個人消費の寄与が低下することだ と語った。

世界2位の経済大国である中国は、今年の国内総生産(GDP)成 長率の目標を7.5%と2004年以降で最低の水準に引き下げた。温家宝首 相が5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)での政府活動報告 で明らかにしたもので、インフレ率目標は前年と同じ約4%とされた。

ローチ氏は「中国の金融システムが崩壊したり、不動産バブルがは じけたりすることはないと思う」と語り、「そうした見方は全て誇張さ れたもの」と指摘した。

その上で、中国は消費を促進するために雇用の拡大と賃金の引き上 げが必要だとするとともに、不動産バブルと金融システムについては同 国経済にとって依然として難しい問題だと語った。

また人民元について、今後数年3-5%の上昇が続く可能性を指摘 し、過小評価だとは思わないと述べた。

原題:China Hard Landing Concerns Vastly Overblown, Yale’s Roach Says(抜粋)

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