10-12月期の米家計資産、3四半期ぶり増加-株価上昇が寄与

昨年10-12月(第4四半期)の米家 計資産は3四半期ぶりに増加した。住宅価値は下落したものの、株価上 昇の効果がそれを上回った。

米連邦準備制度理事会(FRB)の8日の発表によると、家計と非 営利団体の純資産は前期比2.1%増の58兆5000ドル億ドル(約4800兆 円)となった。住宅資産は約1年で最大の減少となった。

一方、S&P500種株価指数は昨年10-12月期に11%上昇。労働市 場の改善で景気拡大への信頼感が高まっており、同指数は今年に入って も上昇している。ただ、10-12月期の資産増は前期の落ち込み分の半分 未満にとどまり、リセッション(景気後退)で傷んだ家計のバランスシ ートの修復が今後も続く可能性を示唆している。

ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト、 ガイ・リーバス氏は「全般的に消費者は自身のバランスシートの修復を 進めている」とし、「株価動向が家計の支えとなっている。個人消費は 債務返済の必要性から抑えられている」と述べた。

家計資産は、50兆5000億ドルと5年ぶりの低水準となった2009年1 -3月(第1四半期)からは、8兆ドル増加した。ただ、リセッション に入る半年前の07年4-6月(第2四半期)に記録した66兆8000億ドル の過去最高水準を依然として下回っている。

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