欧州株:指標は1カ月ぶり大幅高-ギリシャ債の交換期限迫る

8日の欧州株式相場は続伸。ストッ クス欧州600指数は1カ月ぶりの大幅高となった。ギリシャの債務交換 に民間投資家が応じる期限はこの日のアテネ時間午後10時。ドイツで発 表された鉱工業生産は市場予想を上回る増加で買い材料となった。

航空宇宙・防衛関連の欧州企業EADSが5年ぶり高値に上昇。配 当引き上げと増益見通しが好感された。フランスの銀行BNPパリバ は3.7%値上がり。同行が保有するクレピエール株の一部をサイモン・ プロパティー・グループが購入することで合意した。一方、イタリアの 電力最大手のエネルは安い。減配が嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比1.6%高の264.16で終了。2月3日 以降で最大の上げとなった。前日は米民間部門の雇用加速を示した調査 結果を受けて0.6%上昇。年初来では8%の値上がり。欧州中央銀行 (ECB)が銀行システムに1兆ユーロを超える3年物資金をこれまで 供給しており、信用逼迫(ひっぱく)を緩和するとともに株価を支えて いる。

ブルーウィン・ドルフィン・セキュリティーズのチーフストラテジ スト、マイク・レンホフ氏(ロンドン在勤)は「投資家はあまりに長く 続いてきたギリシャ問題と一線を画することができるだろう」と指摘。 「米国発の経済ニュースは非常に前向きな流れとなっている。雇用の全 体的な傾向は芳しい」と付け加えた。

米労働省がこの日公表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整 済み)は、前週から8000件増加して36万2000件。9日には雇用統計が発 表される。

この日の西欧市場では、全18カ国で主要株価指数が上げた。ドイツ 経済技術省が発表した1月の鉱工業生産指数は前月比1.6%上昇。昨 年12月は2.6%低下(改定前=2.9%低下)と、ここ約3年で最もきつい 下げとなっていた。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス ト39人の予想中央値は1.1%上昇だった。

EADSは11%値上がりして29.74ユーロと、2006年5月以来の高 値で終了。BNPパリバの終値は37ユーロ。エネルは5.7%下げて2.87 ユーロで引けた。

原題:European Stocks Gain Before Greek Debt-Swap Deadline; EADS Rises(抜粋)

--取材協力:Adria Cimino.

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