中国株(終了):4日ぶり上昇、景気刺激策強化の観測で

中国株式相場は4日ぶりに上昇。中 国で工業生産の伸びが鈍化し、インフレが後退する中、政府が景気刺激 策を強化するとの観測が高まった。

海通証券(600837 CH)を中心に証券株が上昇。上海証券報は、政 府が適格外国機関投資家(QFII)プログラムの投資限度額引き上げ を検討していると報じた。産銅会社の江西銅業(600362 CH)は1.9%高 と、資源関連銘柄の上げをけん引。商品相場の値上がりに反応した。レ アアース生産会社の内蒙古包鋼稀土高科技(600111CH)も高い。

不動産開発の保利房地産集団(600048 CH)や貨物海運の中海集裝 箱運輸(601866 CH)も買われた。

9日発表予定の中国経済指標についてエコノミストは、インフレ率 がこの1年7カ月で最も低い水準となり、工業生産の伸びは2年ぶり低 水準近くになる可能性があるとみている。

江海証券のストラテジスト、チェン・リチウ氏(上海在勤)は電話 インタビューで、「投資家は政府による新たな景気刺激策を見極めてい る」と述べた上で、「最近の世界経済は改善した。これは市場心理にプ ラスだが、全体的な信頼感の向上にはより長期の具体的なデータが必要 だ」と語った。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比25.48ポイント(1.1%)高の2420.28で終了。同 指数は前日までの3日間で2.7%下げていた。上海、深圳両証取のA株 に連動するCSI300指数は前日比1.3%高の2635.79で引けた。

原題:China’s Stocks Advance for First Time in Four Days Before Data(抜粋)

--取材協力:Zhang Shidong.

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