国会でAIJ浅川社長を参考人招致へ、14日の衆院財務金融委員会

衆議院の財務金融委員会は8日、顧 客資産を消失させたAIJ投資顧問の浅川和彦社長らを参考人として 招致する方針を決めた。14日午前に国会で、企業年金などから受託した 運用資産の実態や、資金の流れなどを聴く予定だ。自民党の山口俊一財 務金融委員会理事が明らかにした。

金融庁は2月24日、AIJに急きょ解約を含む全業務の停止命令 を出した。証券取引等監視委員会など金融当局は実際に資金が消えた過 程やメカニズム、金の行方など具体的な運用実態を把握するため、香港 当局の協力を仰ぐなど調査を進めている。

財務金融委員会では浅川氏のほか年金基金の関係者にもこれから 出席を要請する予定で、浅川氏本人が受け入れるかどうかはまだわかっ ていない。自民党の山口氏によると、浅川氏は「所在不明」のような状 態で、委員会として文書で通知し、欠席の場合は理由を文書で提出すよ う求めるとしている。

AIJが2011年3月28日に提出した事業報告書によると、10年 12月末の投資一任契約による運用資産総額は3902億円。内訳は国内が 1821億円、海外で2070億円だった。関係者によれば、AIJの現在の 保有資産は約240億円で、うち現預金は約40億円だという。2年余り で運用資産の大半が消滅したことになる。

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