世界のトウモロコシ在庫:5年ぶり低水準に減少か

世界のトウモロコシ在庫がメキシコ やアルゼンチンでの干ばつの影響で5年ぶりの低水準に落ち込むと予想 されており、先物市場では強気な見方が高まっている。ただ、米国の今 年の生産高は過去最高水準に達すると見込まれている。

ブルームバーグがアナリスト21人を対象に実施した調査の平均値で は、世界の在庫は10月1日までに4.2%減少し1億2343万トンになると 予想されている。これは消費量に換算すると52日分と、1974年以来の低 水準。米ゴールドマン・サックス・グループは米国産の収穫が始まる9 月までにトウモロコシ相場は9.6%上昇し1ブッシェル当たり7ドルに なるとみている。予想通りなら、シカゴ商品取引所(CBOT)で昨 年12月に付けた終値ベースでの約1年ぶりの安値を21%上回る。

米農務省がブラジルとアルゼンチンの収穫高が過去最高水準に達す るとの見通しを示したため、相場は昨年9-12月に16%下落した。両国 は世界の供給のほぼ10%を占める。中南米で干ばつが広がり同省が2回 生産高見通しを引き下げたことから、先物相場は上昇。アナリストらは 当面、相場上昇が続くとみているものの、米国の作付面積が少なくと も1944年以来の高水準に達したため、年末までには下落すると予想して いる。

原題:Drought Tightens Corn Supply Before Record Harvest: Commodities

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