中国:インフレ鈍化、生産減速か-景気対策拡大の可能性高まる

中国が9日に発表する経済指標で は、消費者物価指数(CPI)がここ1年7カ月で最も低い伸びに鈍化 し、工業生産の増加率は2年ぶり低水準付近にとどまったもようだ。こ れを受け、同国政府が景気刺激策を拡大する可能性が高まる見通しだ。

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査によると、2月の中 国のCPIは前年同月比3.4%上昇が見込まれている。1月は4.5%上昇 だった。工業生産は12.5%増の予想。陳徳銘商務相は7日、輸出の増加 率がアナリスト予想を下回る可能性を示唆している。

中国政府は今週、景気がハードランディングに至るリスクを軽減す るため、最低賃金引き上げなど一連の計画を発表。中国の景気減速をめ ぐる懸念を背景に、アジア株は今週に入り最近の上げを吐き出す展開と なっている。指標のMSCIアジア太平洋指数は先週まで11週連続高だ った。

未来資産証券の香港在勤アナリスト、ジョイ・ヤン氏は「政府が財 政投資を拡大しなければ、成長は一段と減速するだろう」と指摘。同氏 は以前、国際通貨基金(IMF)に勤務していた。経済指標を受け、 「温家宝首相が景気刺激策を強化する可能性が高まるだろう」と述べ た。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午前11時2分現在、前日 比0.6%高。前日までの3日間の下落率は、昨年12月以来最大となって いた。中国株の指標、上海総合指数は現地時間午前10時3分(日本時間 同11時3分)現在、前日比0.6%高。前日までの3日間では2.7%下げて いた。人民元は対ドルで4日続落し、1ドル=6.3153元を付けた。

原題:China Factory Slowdown May Spur Stimulus as Inflation Cools (1)(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan、Zheng Lifei、Cecile Vannucci、Joseph Ciolli.

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