「瀕死」のファンド運用会社が復活-アバディーン

英スコットランド最大の資産運用会 社アバディーン・アセット・マネジメントが今月、英国株の指標、 FTSE100種指数に採用される見通しだ。約10年前、破綻の危機に直 面していた同社は、起死回生を遂げた。

一部の投資ファンドの販売・運営をめぐるスキャンダルの渦中にあ った2002年10月、アバディーンの時価総額は約3000万ポンド(現在のレ ートで約38億3000万円)にまで減少した。ピークだった今年2月15日時 点で時価総額は約100倍に膨らんだ。FTSEグループが7日発表した 文書によると、同社は19日に初めてFTSE100種指数に組み入れられ る予定だ。

マーティン・ギルバート最高経営責任者(CEO)は決定発表前に シンガポールからインタビューに応じ「一度瀕死(ひんし)の状態を経 験すれば、決して再びそうなることはないだろう。アルコール依存症か ら立ち直った人のようなものだ」と述べた。

アバディーンは、個人に対し安全性が高いとして販売したスピリッ ト・キャピタル・トラストというタイプのファンドの一部が無価値とな り、投資家への補償を余儀なくされてどん底まで落ちた。ドイツ銀行や クレディ・スイス・グループなどの企業からのファンド買収を通じて復 活を遂げた。

直近の届け出によると、スコットランドのアバディーンを拠点とす るアバディーン・アセット・マネジメントの運用資産は1740億ポンド と、スタンダード・ライフ・インベストメンツやスコティッシュ・ウィ ドーズ・インベストメント・パートナーシップ(エディンバラ)を上回 る。10年前は240億ポンドを下回っていた。

RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ピーター・レナルド ス氏はインタビューで「ギルバート氏はよくやった」と指摘。「彼はほ とんど倒れかけていたのに立ち直った。投資業界では彼はとても尊敬さ れており、それに値すると思う」と述べた。同氏はアバディーンの株式 の投資判断を「セクターパフォーム」としている。

原題:Aberdeen’s Revival From ‘Near Death’ Endorsed by FTSE 100 Entry

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE