豪州:2月の雇用者数、予想外に減少-通貨高が響く

オーストラリアの2月の雇用者数は 市場予想に反して減少し、失業率は昨年8月以降で初めて悪化した。豪 ドル高で観光業や製造業が打撃を受けている。

豪統計局が8日発表した2月の雇用者数は前月比1万5400人の減 少。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト24人の予想中央 値は同5000人増加だった。失業率は5.2%と、1月の5.1%から悪化し た。

フルタイム雇用者数は前月比横ばいだったが、パートタイム雇用者 が減少した。労働力人口の割合を示す労働参加率は65.2%と、1月 の65.3%から低下した。

発表を受けて豪ドルは下落し、豪州債は買われた。7日には昨年10 -12月(第4四半期)の成長率が鈍化したことが示された。2カ月にわ たって利下げを休止している豪準備銀行(中央銀行)に対して、政策金 利引き下げ圧力が強まった形だ。

HSBCホールディングスのチーフエコノミストで豪中銀に勤務し た経歴を持つポール・ブロクサム氏(シドニー在勤)は「今回の雇用統 計は、豪経済がトレンドを若干下回って推移しつつあることを示唆して いる。豪中銀が追加利下げを検討する可能性が引き続きある」と分析。 「豪中銀の次の措置は、今年4-6月(第2四半期)の利下げだろう」 と述べた。

原題:Australian Payrolls Unexpectedly Decline, Jobless Rate Rises (1)

--取材協力:Daniel Petrie、Candice Zachariahs、Benjamin Purvis.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE