EU格付け会社規制案、起債コスト高める-S&P

欧州連合(EU)の格付け会社規制 案は企業の起債コストを高めることにつながる-。米格付け会社スタン ダード・アンド・プアーズ(S&P)の金融サービス責任者ドミニク・ クローリー氏が7日、英議会でこう主張した。

クローリー氏は格付け規制に関する下院財務特別委員会で、規制が 導入されれば「正常な競争をあからさまに侵害することになる」と述べ た。EUの欧州委員会は格付け会社の透明性を高め、利益相反リスクの 軽減を目指している。欧州委のバルニエ委員(域内市場・金融サービス 担当)が昨年11月に述べたところによれば、EU案では報酬を支払い格 付けを受ける企業は3年後ごとに格付け会社を変更することが求められ る。

クローリー氏は、「こうした格付け会社の交代に伴い、英国と欧州 の企業の資本市場における資金調達力はより厳しいものになるだろう」 との見方を示した。

一方、同じく議会証言したカナダの格付け会社DBRSのマネジン グディレクター、アラン・リード氏は、交代の義務化が格付け業界への 新規参入を容易にする可能性があると指摘。「競争が高まるはずだ。数 社が市場を牛耳っているため、より公平な市場が生まれるだろう」と語 った。

原題:EU Credit Ratings Rules May Boost Cost of Bond Sales, S&P Says

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