北米トヨタ社長に寺師氏-最大市場で協調強化へ、4月1日付

トヨタ自動車は、北米の製造部門責 任者を務める寺師茂樹氏を北米事業全体の統括役に昇格させた。同社に とって最大市場である同地域での協調体制強化の一環。

トヨタが7日にウェブサイトに掲載した資料によれば、トヨタ・モ ーター・エンジニアリング・アンド・マニュファクチャリング・ノース アメリカ社長である寺師氏は4月1日付で稲葉良睨氏に代わって北米ト ヨタ(TMA)社長兼最高執行責任者(COO)に就任し、北米地域の 経営陣を率いる。稲葉氏は米国トヨタ自動車販売会長のポストにとどま る。

トヨタの北米事業は日本や欧州、中国と異なり、販売と製造・エン ジニアリング、金融部門などがそれぞれ分かれている。ミシガン大学教 授でトヨタについて研究するジェフ・ライカー氏は、トヨタは2009-10 年にリコール(無料の回収・修理)問題に見舞われた際に、北米でより 迅速な意思決定が必要との結論に達したと述べた。

ライカー氏は、「リコール問題後に導入された多くの対策は、地域 の自立強化に関連したものだ」と指摘。「トヨタが北米で構築した体制 はきちんと機能してきたが、世界の変化は速く競争は一段と激化しつつ ある」と話した。

トヨタ北米部門の広報ジム・ワイズマン氏によれば、北米の製造・ エンジニアリング部門を率いながら北米事業全体の責任者に就くのは寺 師氏が初めて。

このほか、米国トヨタ販売のジム・レンツ社長兼COOが同社最高 経営責任者(CEO)に就任する人事も発表された。トヨタによれば、 米国人が同CEO職に選ばれたのも初めてのことだ。

トヨタはこの日、停止灯用のスイッチとエアバッグ関連部品の不具 合のため、米国で68万1000台余りのリコールを実施すると発表した。対 象車種は09年型「カムリ」と09-11年型「ヴェンザ」、05-09年型「タ コマ」。

原題:Toyota Revamps Management Seeking More North American Unity (1)

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