米財務省:AIG株60億ドル相当を売却へ-政府保有比率縮小

米財務省は7日、保険会社アメリカ ン・インターナショナル・グループ(AIG)の株式60億ドル(約4900 億円)相当を売却すると発表した。AIGは2008年に米政府の救済を受 けていた。

同省の発表文によると、このうちの最大30億ドル相当をAIGが買 い戻す計画。事情に詳しい関係者2人が匿名を条件に語ったところによ ると、売り出し価格は1株当たり29ドルで、購入申し込みはまだ受け付 けているという。同省は11年5月にAIG株2億株を1株当たり29ドル で売却し、持ち株比率を77%に引き下げていた。

AIGの株価は今年に入り27%上昇し、7日のニューヨーク市場終 値は29.45ドル。同社株は2月28日に財務省の収支がとんとんにな る28.72ドルを昨年7月以来初めて終値で上回っていた。

同省は今回の売却の幹事としてシティグループとクレディ・スイ ス・グループ、モルガン・スタンレーを起用した。同省のアンダーソン 報道官とAIG、シティ、クレディ・スイス、モルガン・スタンレーの 広報担当者はいずれもコメントを控えた。

AIG株はニューヨーク市場の時間外取引で午後7時58分現 在、28.88ドルに下落。政府が1株当たり29ドルで売却し、AIGが半 分を買い取った場合、財務省の持ち株は約2億690万株減って12億5000 万株となり、持ち株比率は77%から70%に低下する。

AIGと同省はまた、同社の政府に対する債務85億ドルを返済する 計画も発表した。

--取材協力:Ian Katz、Lee Spears.

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