3月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次 の通り。

◎NY外為:ユーロ反発、ギリシャ債交換の参加率上昇で-円は下落

ニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで反発。2週間ぶり 低水準から上昇した。ギリシャ債務交換をめぐり、対象総額の58%相当 の国債を保有する投資家が民間部門関与(PSI)への参加の意向を表 明したことが背景。

ドルは円に対して上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が「不胎 化」措置と組み合わせた追加債券購入を検討していると伝えられたこと が手掛かり。ブラジル・レアルは主要取引通貨全てに対して下落。同国 政府は資本流入を管理し、レアル高を抑制する措置を用意している。ニ ュージーランド・ドルは上げを縮小した。同国中銀が政策金利を据え置 き、通貨高は金利引き上げの必要性を低減する可能性があると述べたこ とで売りが膨らんだ。

ソシエテ・ジェネラルのシニア為替ストラテジスト、セバスチャ ン・ゲーリー氏(ニューヨーク在勤)は「投資家はPSIの実現を織り 込んだポジションを取っている」と指摘。「市場参加者は非常に悪い状 況に陥るとの見通しに基づいた取引にはあまり積極的ではない。ただ、 参加率が規定に届かなければ、ドル買いが大量に入るだろう」と述べ た。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロはドルに対して前日 比0.3%高の1ユーロ=1.3149ドル。一時1.3096ドルと、2月16日以来 の安値を付けた。円に対しては0.5%上げて106円63銭となっている。

ギリシャ債務交換

円は対ドルで0.3%安の1ドル=81円09銭。米紙ウォールストリー ト・ジャーナルによれば、FRBは不胎化措置と組み合わせた追加債券 購入を導入する可能性があるという。

ブルームバーグが各社の発表資料や政府声明に基づきまとめたデー タによれば、債務交換に応じる意向を表明した投資家が保有するギリシ ャ債の合計は少なくとも1200億ユーロ(約12兆8000億円)。ギリシャ政 府は最低75%の参加率を債務交換の実施条件としている。

BOAメリルリンチのグローバル金利・為替調査責任者、デービッ ド・ウー氏(ニューヨーク在勤)はブルームバーグテレビジョンとのイ ンタビューで、「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)が引き 起こされる可能性など、投資家は依然としてギリシャのPSIに懸念を 抱いている。ただし最終的には深刻に懸念するほどのことはない」と述 べた。

ギリシャは先に、投資家の十分な総意が得られた場合には、集団行 動条項(CAC)を発動してギリシャ債保有者の参加を強要する用意が あると言明していた。

ブラジル・レアルが下落

シティグループのシニア為替ストラテジスト、グレッグ・アンダー ソン氏(ニューヨーク在勤)は「当社は資源国通貨に対してはユーロの 売り持ちを、ドルに対してはニュートラルを勧めている」とし、「前日 に比べるとややリスクテーク意欲が高まっている。当社エコノミストは CACが発動されると考えている」と述べた。

ニュージーランド(NZ)・ドルは米ドルに対して0.5%高の1 NZドル=81.65セント。一時は1%高まで上げていた。NZ準備銀行 (中央銀行)が政策金利の据え置きを決定したことを受けて上げ幅が縮 小した。

ブラジル・レアルは対ドルで0.4%安の1ドル=1.7661レアル。一 時1.7737レアルと、1月18日以来の安値に下げる場面も見られた。

ブラジル政府は輸出契約に基づく短期貿易金融の支払い期限を現在 の360日から短縮する可能性がある。同国経済紙バロール・エコノミコ が伝えた。同紙によれば、外資系企業がブラジル国内の子会社へ提供す る融資が課税対象となる可能性もあるという。

原題:Euro Rallies as Greek Debt-Swap Participation at 58%; Kiwi Pares(抜粋)

◎米国株:4日ぶり反発、民間雇用者数の増加やギリシャ情勢好感

米株式相場は4営業日ぶりに反発。民間部門の雇用者数の増加や、 ギリシャの債務交換への参加を表明した投資家が増えたことを好感し た。S&P500種株価指数は前日、年初来で最大の下げとなっていた。

米金融当局が新たなタイプの債券購入プログラムを検討していると の一部報道に反応し、株価は上げを拡大した。S&P500種の業種別10 指数では金融株と産業株の上げが目立った。バンク・オブ・アメリカ (BOA)やキャタピラーが高い。アップルも上昇。同社はこの日、タ ブレット型コンピューター「iPad(アイパッド)」の最新モデルを 発表した。

S&P500種株価指数は前日比0.7%高の1352.63。ダウ工業株30種 平均は78.18ドル(0.6%)上げて12837.33ドル。米証券取引所全体の売 買高は約61億株で、3カ月平均を9.1%下回った。

ハリス・ブライベート・バンク(シカゴ)のジャック・アブリン最 高投資責任者(CIO)は「きょうの相場は上昇だけを考えているよう だ」とし、「民間雇用者の指標は前向きな内容だった。ギリシャの債務 交換への参加者が増えたことも明るい材料だ。加えて、金融当局が債券 購入を継続するとの報道も聞かれた。ただ当局がバランスシートを拡大 させることはない」と述べた。

給与明細書作成代行会社のオートマティック・データ・プロセッシ ング(ADP)エンプロイヤー・サービシズが給与名簿に基づく集計調 査によると、2月の米民間部門の雇用者数は21万6000人増加した。1月 の米消費者信用残高は予想以上に増加。ギリシャの債務交換をめぐって は、対象総額の58%相当の国債を保有する投資家がこれまでに参加の意 向を表明した。

債券購入

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、米金融当局が 長期の住宅ローン債券もしくは米国債を購入し、購入により供給された 資金に対し、リバースレポを実施することで実質的に縛りをかけると報 じた。

フェデレーテッド・インベスターズの株式チーフストラテジスト、 フィリップ・オーランド氏は「米金融当局は、戦略的な介入が必要な状 況になった場合に備えて政策手段を残しておくべきだ」とし、「当局が 今何らかの措置を講じ、半年後にギリシャがデフォルト(債務不履行) となり世界がリセッション(景気後退)に陥ったらどうなるのか。その 時に金融当局はどうするのか」と続けた。

前日までの段階で、S&P500種は3営業日続落していた。このと ころの上昇ペースが、見込まれる経済成長を上回っているとの懸念が強 まった。S&P500種の株価収益率(PER 、実績ベース)は13.9倍 と、1954年以降の平均(16.4倍)を下回っている。

銀行が高い

この日は金融株が上げをけん引。BOAは4%高の8.02ドルと、ダ ウ平均で値上がり率トップ。JPモルガン・チェースは1.6%高の39.95 ドル。

S&P500種の主要10業種で上昇率が2番目だったのは産業株。建 機大手のキャタピラーは2.2%高の108.28ドル。ユナイテッド・テクノ ロジーズは1.5%上げて82.57ドル。

アップルは0.1%高の530.69ドル。一時は1.4%高を付けたが、上げ を縮めた。

原題:S&P 500 Rebounds From Biggest Drop in 2012 on Employment Data (抜粋)

◎米国債:下落、ギリシャ債務交換で投資家の参加拡大

米国債相場は下落。ギリシャが債務交換で民間部門から十分な支持を確 保しつつあるほか、2月の米民間部門雇用者が増加し、米国債の売りを 誘った。

ギリシャの債務交換提案に対して、対象総額の58%相当の国債を保 有する投資家がこれまでに参加の意向を表明した。9日に発表される2 月の雇用統計では非農業部門雇用者数は20万人以上の増加が見込まれて いる。

バークレイズの金利戦略共同責任者、マイケル・ポンド氏は「投資 家がギリシャ救済への民間部門関与(PSI)に目を向けているのは明 白で、債務交換に応じる投資家の比率に注目が集まっていたため、この 日の米国債市場では前日のリスク回避の動きが多少解消された」と述べ た。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時7分現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇して1.98%。同年債(表面利率2%、2022年2月 償還)価格は9/32下落して100 7/32。30年債利回りは5bp上げ て3.12%。前日は8bp下げた。

米連邦準備制度理事会(FRB)の当局者は将来のインフレに対す る懸念を抑える形で債券購入を行う新たな種類のプログラムを検討して いると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳し い関係者の話として伝えた。この後も米国債は軟調に推移した。今月13 日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。

年初来の米国債リターン

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの指数によると、米10年債 のリターンは年初から前日までで0.02%。メリルリンチの別なデータに よれば、米国債全体のリターンは0.1%のマイナス。昨年は9.8%のプラ スだった。

ボラティリティ(変動性)の指標とされるメリル・オプション・ボ ラティリティ・エスティメート(MOVE)指数は75.1に低下した。

インターディーラー・ブローカー最大手ICAP によると、午後 5時1分現在の売買高は2440億ドルと、3日連続で増加。過去5年間の 平均は2690億ドルとなっている。

仏BNPパリバや独コメルツ銀行、イタリアのゼネラリ保険など欧 州の銀行や保険会社が債務交換に応じると表明した。ブルームバーグが 各社の発表資料や政府声明に基づきまとめたデータによれば、これらの 投資家が保有するギリシャ債の合計は少なくとも1200億ユーロ。

ギリシャの債務交換

提案の対象は民間投資家が保有する2060億ユーロ相当のギリシャ 債。額面の53.5%を減免する交換によって債務危機を収束させることが 目的だ。ギリシャ政府は少なくとも75%の参加率を目指している。債務 交換への参加期限は8日。

ギリシャ政府は集団行動条項(CAC)発動には十分な支持がある 場合に、ギリシャ法の下で発行された債券について同条項を発動して交 換を強制する意向を明らかにしている。

給与明細書作成代行会社のオートマティック・データ・プロセッシ ング(ADP)エンプロイヤー・サービシズが発表した給与名簿に基づ く集計調査によると、2月の米民間部門の雇用者数は前月比で21万6000 人増加した。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は21 万5000人の増加だった。

ブルームバーグがまとめた予想によると、9日発表の2月米雇用統 計では21万人の雇用増となっている。1月は24万3000人増、昨年12月 は20万3000人増だった。

ニューヨーク連銀はこの日、いわゆる「オペレーション・ツイスト (ツイストオペ)」の一環として償還期限2036年2月から41年5月の米 国債19億7000万ドル相当を購入した。

原題:Treasuries Decline as Greece Debt Exchange Eases Refuge Demand (抜粋)

◎NY金:反発、ギリシャ債務交換への楽観や米民間雇用者の増加で

ニューヨーク金先物相場は反発。ギリシャが債務危機を乗り越えら れるとの楽観が再び強まったことや、米民間雇用者数の増加が手掛か り。前日は一時5週間ぶりの安値を付けていた。

ギリシャの債務交換提案に対して、対象総額の58%相当の国債を保 有する投資家がこれまでに参加の意向を表明した。給与明細書作成代行 会社ADPエンプロイヤー・サービシズの発表によると、2月の雇用者 数は21万6000人増加した。金は前日、一時1663.40ドルと1月25日以来 の安値となった。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・レシ ュ氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、「経済についてやや明るい ニュースが出てきており、それが金を支えている」と指摘。「大きく下 げた後とあり、再び買いを入れる動きもある」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4 月限は前日比0.7%高の1オンス=1683.90ドルで終了。前日までの3営 業日では2.9%値下がりしていた。

原題:Gold Futures Rebound From Five-Week Low on Optimism for Greece (抜粋)

◎NY原油:反発、欧州経済を楽観-ギリシャ債務交換が前進

ニューヨーク原油先物相場は反発。ギリシャの債務交換に参加を表 明する債券保有者が増えたことから、同国がデフォルト(債務不履行) に陥るとの懸念が和らぎ、欧州経済が回復するとの楽観が強まった。

ギリシャの債務交換提案に対して、対象総額の58%相当の国債を保 有する投資家がこれまでに参加の意向を表明した。米エネルギー省の統 計によると、先週の原油在庫は増加した一方、ガソリンとディーゼル、 ヒーティングオイル(暖房油)はいずれも減少した。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キ ャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は、「ギ リシャの債務交換が実現しそうなため、相場はじりじりと上昇してい る」と指摘。「ギリシャがデフォルトに陥っていたら、想像できないほ ど破壊的な出来事が発生していただろう。センチメントが回復し、経済 成長への期待が広がっている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前日 比1.46ドル(1.39%)高の1バレル=106.16ドルで終了。年初から は7.4%値上がりしている。

原題:Oil Rises as Greek Debt Swap Bolsters European Economic Optimism (抜粋)

◎欧州株:反発、米民間部門の雇用者増加を好感

7日の欧州株式相場は上昇。前日に昨年11月以来の大幅安を演じた ストックス欧州600指数は反発した。米民間部門の雇用加速を示した調 査と、ギリシャ債の交換に対象となる国債の半分以上を保有する投資家 が応じたことが好感された。

UBSが投資家に買いを勧めたドイツ取引所が高い。航空機向け給 油装置などを手掛ける英コブハムは少なくとも1989年以来で最大の上 昇。買収を目指して交渉中であることが材料視された。一方で、ドイツ のスポーツ用品メーカー、アディダスは下落。同社が明らかにした2012 年通期の純利益見通しは市場予想を下回った。

ストックス欧州600指数は前日比0.6%高の260.10で終了。前日 は2.7%下げ、昨年11月21日以来最大の値下がりだった。年初来で は6.4%上昇。

INGインベストメント・マネジメントのシニアストラテジスト、 パトリック・ムーネン氏は電話インタビューで、「昨日の動きについて は長期的な調整の始まりとわれわれは思っておらず、むしろ買い増しに 良い機会になった」と述べ、「全般的にマクロ経済のデータを見ると、 予想外の数値は依然としてプラスの方向であり、これは米国だけではな く、英国やユーロ圏でもそうだ」と付け加えた。

給与明細書作成代行会社のオートマティック・データ・プロセッシ ング(ADP)エンプロイヤー・サービシズがこの日発表した給与名簿 に基づく集計調査によると、2月の米民間部門の雇用者数は前月比で21 万6000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は21 万5000人の増加だった。

この日の西欧市場では、18カ国中14カ国で主要株価指数が上昇。8 日夜に期限を迎えるギリシャ債交換には、対象となる国債の58%を保有 する民間投資家が応じる意向を示した。

ドイツ取引所は2.3%高の47.01ユーロで終了。コブハムは13%急伸 して209.7ペンス。アディダスは3%安の56ユーロで引けた。

原題:European Stocks Advance on U.S. Hiring Report, Greek Debt Swap (抜粋)

◎欧州債:イタリア・スペイン債が上昇-ギリシャ債務交換期限を控え

7日の欧州債市場ではイタリアとスペインの国債が上昇。ギリシャ の債務交換提案に対して、対象総額の58%相当の国債を保有する投資家 が参加を表明したことを受け、域内の高利回り国債の需要が高まった。

イタリア10年債利回りは昨年8月以来の最低に近づいた。米ヘッジ ファンド、グレイロック・キャピタル・マネジメントのハンス・ヒュー ムス社長はこの日、ギリシャの債務交換には対象国債の80%を超える残 高を保有する投資家が応じるだろうとの見方を示した。同社長は民間債 権者を代表してギリシャと交渉に当たった委員会の一員。

ドイツ10年債利回りは7週間ぶり低水準まで2ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)未満となった。同日発表された1月の独製造 業受注指数が予想に反して低下したことが手掛り。同国政府は5年物国 債を33億ユーロ発行。落札利回りは過去最低を記録した。

モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オズ ワルド氏(ロンドン在勤)は「ギリシャ債務に関連した材料は素晴らし くなかったが、全体的な状況を狂わせるものではない」ことがイタリア とスペイン債の支援要因となったと発言。「ドイツの製造業受注は良い 数字ではなく勢いが失われた。これは多くの市場関係者がやや慎重とな ったことを意味する」と続けた。

ロンドン時間午後4時17分現在、イタリア10年債利回りは前日比12 bp低下の4.95%。2日には4.89%まで下げ、昨年8月18日以来の低水 準を付けた。同国債(表面利率5%、2022年3月償還)価格はこの 日、0.92上げ100.865。

スペイン10年債利回りは5bp下げ5.1%。同年限のフランス国債 利回りは4bp低下し2.84%となった。

安全求める動き

ドイツ10年債利回りは1.78%で、前日からほぼ変わらず。1月16日 以来の低水準となる1.77%まで下げる場面もあった。

独経済技術省が発表した1月の製造業受注指数(季節調整済み)は 前月比2.7%低下した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミ スト37人の調査では中央値で0.6%上昇が見込まれていた。

ウェストLBの債券ストラテジスト、ジョン・デービーズ氏は電子 メールで「利回りは過去最低に近いものの、ドイツ国債に安全を求める 動きが引き続きある」と指摘した。

原題:Italy Bonds Rise as Spain Debt Climbs Before Greek Swap Deadline(抜粋)

◎英国債:10年債とインフレ連動債のスプレッド縮小-中銀会合控え

7日の英国債市場では、10年物の国債とインフレ連動債の利回り格 差(スプレッド)が縮小し、ここ2週間あまりで最小となった。イング ランド銀行(英中央銀行)は8日に金融政策委員会(MPC)の結果を 発表する。

5年債は下落。英政府はこの日に2017年9月償還債を40億ポンド発 行した。前日上昇した30年債は変わらず。英国小売協会(BRC)の発 表で2月の英小売業の店頭価格は約2年ぶりの低い伸び率となったこと が手がかり。シティグループが同年債の「買い」を推奨したことも支援 要因となった。

ブルームバーグがまとめた調査によれば、英中銀は8日に資産買い 取りプログラムの規模を据え置くと見込まれている。

RBCキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、サム・ヒル 氏(ロンドン在勤)は「量的緩和(QE)拡大の見方がじわじわと後退 しつつある」と述べ、「QE終了は通常国債にとっては悪材料となるた め、投資家らはインフレ連動債での防衛に着目しつつあるのかもしれな い」と語った。

ロンドン時間午後3時57分現在、10年債と同年限のインフレ連動債 のブレークイーブンレート(利回り格差)は前日比2bp縮まり265b p。4営業日連続の縮小。

5年債利回りは1bp上昇の1.02%。10年債利回りは2.12%で、前 日からほぼ変わらずとなった。

原題:U.K. Inflation Bets Reach Two-Week Low Before BOE Rate Decision (抜粋)

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