NZ中銀:政策金利を2.5%に据え置き-インフレが鈍化

ニュージーランド(NZ)準備銀行 (中央銀行)は8日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レー トを過去最低の2.5%に据え置くことを決めた。経済成長の鈍化により インフレ圧力が緩和している。同中銀は、NZドル高の進行が政策金利 引き上げの見通しを後退させ得ると表明した。これを受け、NZドルは 下落した。

ボラード総裁は金融政策決定会合後の声明で、「NZドル高が持続 すれば、追加利上げの必要性は減るだろう」と述べ、インフレは同中銀 の目標レンジである1-3%の中央付近にあり、インフレ期待は低下し ていると説明した。

NZドルはこの1年で11%上昇。G10(主要10カ国)通貨中、最も 良いパフォーマンスとなり、その結果、輸入コストが下がった。また経 済成長の鈍化もインフレを抑制している。ボラード総裁はこの日、9 月30日までの1年間の消費者物価上昇率が1.4%と、この12年余りで最 も低い伸びになるとの見通しを示した。この見通しも、今年の遅い時期 まで政策金利が据え置かれるとの見方を裏付けた。

ボラード総裁は、「NZドル高は貿易セクターに打撃を与え、国内 総生産(GDP)の伸びを損ない、NZ経済の再均衡化を阻害する」と 分析。世界的な金融緩和政策とリスク資産選好の高まりによりNZドル 高が進んでいると説明した。

NZドルはボラード総裁のコメントを受け下落。ウェリントン時間 午前9時17分(日本時間同5時17分)現在、1NZドル=0.8164米ド ル。発表直前は0.8195米ドルだった。ブルームバーグ・ニュースが実施 したエコノミスト調査では、16人全員が金利据え置きを予想していた。

原題:RBNZ Keeps Cash Rate at Record Low as Prices, Growth Slow (1)

--取材協力:Daniel Petrie.

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