FRB議長はインフレ加速を容認か-失業率低下を優先へ

米連邦準備制度理事会(FRB)の バーナンキ議長は6年間、インフレ目標の導入を呼びかけてきた。目標 はやっと採用されたが、議長は失業率低下に向け、短期的にはその目標 (2%)を超えるインフレを容認するのではないかと、一部の投資家は みている。

議長は先週の議会証言で、エネルギーコストの上昇は「一時的に」 インフレを加速させるとともに「消費者の購買力を低下させる」と発 言。また、当局は物価安定と完全雇用という2つの目標を追求する上で 「バランスのとれた手法」を採用すると表明した。FRBは完全雇用を 失業率5.2-6%の状態と定義している。

米ヘッジファンド、ポトマック・リバー・キャピタルのマーク・ス ピンデル最高投資責任者(CIO)は、今後数年間「失業率が目標に向 かって低下を続ける間、当局がインフレ目標について若干の違反に目を つぶることを、議長は示唆しているようだ」と述べた。

米金融当局は、少なくとも2014年遅くまで政策金利をゼロ付近に維 持する方針を表明している。ライトソンICAP(ニュージャージー州 ジャージーシティー)のチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏 は、当局の予想がエネルギー主導のインフレ加速を示しても、13日の米 連邦公開市場委員会(FOMC)でこの方針が揺らぐことはないとみて いる。当局は物価上昇が実質消費を抑制し成長や労働市場の改善を阻害 することを、より深く懸念するだろうと同氏は指摘した。

クランドール氏はバーナンキ議長がインフレ加速について、「われ われはこれが一時的であると考えている」とし、エネルギー高について は可処分「所得への悪影響を重視するだろう」と述べたと指摘。議長は 議会証言で、柔軟なインフレ目標の下では「物価指標の一時的な急上昇 が、緩和的な金融政策を後退させるよりもむしろ一段と進める理由にな り得る」ことを説明したのだと分析した。

原題:Bernanke Seen Accepting Faster Inflation as Fed Seeks Jobs Boost

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