米原子力業界:原発安全対策費は約80億円-電源喪失への備え

米原子力業界は約1億ドル(約80億 円)を投じて、携帯型の発電機やポンプを含む非常設備を発電所に設置 する。日本の原発事故を踏まえて原子力発電施設の安全性を点検する委 員会を率いるチャールス・パーディー氏が明らかにした。

同氏によると、東京電力福島第一原子力発電所で1年前に発生した 電源喪失と同様の事態に陥った場合に備えるための費用は、原発1基当 たり平均100万ドル以上と試算される。米国では現在、104基の原子炉が 稼動している。

原子力エネルギー協会(NEI)のシニアバイスプレジデント、ト ニー・ピエトランジェロ氏は6日にワシントンでの記者会見で、原子炉 運営各社からの提案は「最短の期間で安全性に関する最大の利益」を提 供するものだと語り、費用は「およそ」1億ドルとの見方を示した。

米原子力規制委員会(NRC)は昨年の福島第一原発でのメルトダ ウン(炉心溶融)を受け、原子炉の安全性に関する規則を今週発令する 可能性がある。これにはエクセロンやサザンなどの原発運営会社に、電 源喪失への対策を整えるよう義務付けることが含まれる。

原題:Nuclear Safety Plan May Cost $100 Million, Industry Says (1) (抜粋)

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