【個別銘柄】金融安い、スタートT急落、鉄道工事やイオンクレ高

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

金融株:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が前日比 1%安の404円、野村ホールディングス(8604)が1.9%安、東京海 上ホールディングス(8766)が2.4%安など。ギリシャ債の債務交換 には、対象となる同国債の2割を保有する民間投資家が合意したもの の、この割合は政府が設定した目標水準の75%を下回っている。債務 交換の期限は8日。6日の米国株市場では、S&P500種主要10業種 中、金融が2.5%安と下落率1位だったほか、欧州金融株も急落し、 ギリシャ懸念による世界的な金融株安の流れが波及した。東証1部33 業種の下落率では保険が1位、証券・商品先物取引や銀行も上位。

原油関連株:三菱商事(8058)が1.7%安の1881円、三井物産 (8031) が1.2%安、国際石油開発帝石(1605)が1.1%安など。6日のニュー ヨーク原油先物4月限は前日比1.9%安の1バレル=104.70ドルと、 終値で先月17日以来の安値となり、収益上積み期待が後退した。欧州 連合(EU)がイランの核開発プログラムをめぐり、同国に交渉再開 を申し出たため、中東緊迫化への不安が和らいだ。

スタートトゥデイ(3092):6.3%安の1363円と、終値で昨年11 月15日以来の安値。2月の商品取扱高は前年同月比34%増と前月 (43%増)から減速した。40%台を割り込むのは4カ月ぶり。クレデ ィ・スイス証券では、全国的な厳冬が月末まで続き、春物商品の正価 販売が伸び悩んだと分析した。

鉄道工事関連株:鉄建(1815)が16%高の137円で東証1部の値 上がり率首位となり、東鉄工業(1835)や日本電設工業(1950)など も急伸。JR東日本は6日、首都直下地震に備えた耐震補強対策など に着手すると発表。盛土の補強や高架橋柱の耐震補強前倒しなどを予 定しており、工事費は総額で約962億円。工事需要の高まりを見込む 買いが膨らんだ

橋梁株:日本橋梁(5912)が3.9%高の459円、ピーエス三菱 (1871) も6.5%高の495円と連騰。5日に首都高速道路の大規模更新のあり 方に関する調査研究委員会第1回会合が開かれ、総延長300キロメー トルのうち、経過年数40年以上の構造物が約3割、30 年以上が約5 割を占めるなど高齢化が進展している点を踏まえ、大規模更新の基本 的な考え方、候補箇所選定などの検討を開始。12月には提言をまとめ る予定で、将来的な更新需要発生を見込む買いが続いた。

イオンクレジットサービス(8570):4.8%高の1281円。16年、 17年満期のユーロ円建て取得条項付きの転換社債型新株予約権付社 債(CB)を発行、総額300億円を調達すると6日に発表。一方で、 発行済み株式総数の8.93%に当たる1400万株、金額で150億円を上 限に自社株買いも行うとし、潜在的な売り圧力の増加を目先の株式需 給好転期待で吸収した。自社株買い期間は7日から13年3月6日まで。

ショーワ(7274):4.1%高の657円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券では、生産再編の効果発現が従来想定を大幅に上回る可能 性が高まったなどと評価し、レーティングを「ニュートラル」から「ア ウトパフォーム」へ引き上げた。目標株価は800円。

アルプス電気(6770):2.2%高の703円。UBS証券では、為替 前提変更によるプラス効果から2013年3月期連結営業利益予想を従 来の245億円から270億円(会社側今期計画は145億円)へ増額修正。 投資判断の「買い」を継続し、目標株価を680円から780 円へ上げた。

福山通運(9075):4.9%安の446円。17年満期のユーロ円建転換 社債型新株予約権付社債200億円を発行する、と6日に発表。転換価 格は525円。調達資金は流通センター建設や省力化・情報化投資など に充当する。潜在株式数の増加や将来の株式需給悪化が不安視された。

東建コーポレーション(1766):1.3%安の3020円。不動産賃貸事 業の好調で売り上げは当初想定を1%ほど上回るが、建設事業での低 利益率の賃貸、特注物件比率の増加、営業人員増強など先行投資負担 で12年4月期の連結営業利益は前期比52%減の44億円と従来の46 億円から下振れる見込み、と6日に発表。収益性悪化が嫌気された。

ケーヒン(7251):1.5%安の1558円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券では、ヤマハ二輪車のFI化に伴う大幅シェアダウンの可 能性や、今後のホンダ四輪車の直噴化に伴う搭載状況の不透明感など が懸案事項として認識されるタイミングと指摘。投資判断を「ニュー トラル」から「アンダーパフォーム」へ引き下げた。

日本特殊陶業(5334):1.9%高の1076円。UBS証券では、為替 前提の変更などから13年3月期の連結営業利益予想を260億円から 351億円へ増額修正。円安効果と構造改革期待から、投資判断を「中 立」から「買い」に引き上げた。目標株価は1350円。

一建設(3268):7.4%高の2025円。主力の戸建分譲が首都圏を中 心とした供給過剰で競争が激化しており、12年1月期の営業利益は前 の期に比べ15%減の203億円だったと6日に発表。ただ13年1月期 は原価管理の徹底、在庫回転期間の短縮を図り、前期比10%増の224 億円と計画しており、収益性改善を見込む買いが優勢となった。

テンプホールディングス(2181):3.4%高の789円。発行済み株 式総数の0.17%に当たる10万株、金額で1億円を上限に自社株買い を行うと6日に発表。当面の株式需給好転を見込む買いが入った。

アルク(2496):4000円(21%)高の2万2870円でストップ高。 英語研修事業の売り上げ増、TOEIC試験対策通信講座の受注好調 に加え、費用圧縮を進めた結果、12年1月期の営業利益は3億9000 万円と従来計画の2億円から上振れたもよう、ときょう正午すぎに発 表。前の期は2億4800万円の赤字。事業環境の好転を評価する買いが 午後に膨らんだ。

エレコム(6750):6.7%高の1660円。スマートフォンやタブレ ットPCを一段と便利に利用できるようにするUSBハブ新製品を3 月下旬から販売する、と6日に発表。マウスやキーボードなどのUS B機器がスマートフォンなどで使えるようになるといい、今後の製品 需要拡大、収益貢献を見込む買いが先行した。

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