ゴールドマンが首位、M&A手数料-天然資源関連が主導か

商品取引大手グレンコア・インター ナショナルによるスイスの石炭輸出会社エクストラータに対する370億 ドル(約3兆円)規模の買収が2月に発表され、昨年に続いて今年も天 然資源関連企業がM&A(合併・買収)を主導する可能性が示唆されて いる。両社の合併は鉱山業界では最大規模。

上場している商品取引会社としては世界最大手のグレンコアによる 買収で売上高2090億ドルの巨大企業が誕生し、M&Aでも影響力が増す 見込みだ。昨年は、首位だった米石油・天然ガスパイプライン運営会社 キンダー・モルガンによる376億ドル規模のエル・パソ買収合意を含 め、M&Aの上位10件のうち5件をエネルギーや金属、鉱山関連が占め た。各業界で主導的な立場に立つことを狙ったものだ。ブルームバー グ・マーケッツ誌4月号が報じている。

2011年下期(7-12月)にはユーロ圏崩壊のリスクでプロジェクト の延期が相次いだ。今年はグレンコアによる買収がM&Aに弾みをつけ る可能性があると、助言会社はみている。ブルームバーグが集計したデ ータによると、11年のM&A総額は4%増の2兆3000億ドル。M&A手 数料は、銀行業界の他分野が低調な中、比較的好調で13%増の203億ド ルだった。ゴールドマン・サックスの手数料収入が18億4000万ドルと、 ブルームバーグ・マーケッツ誌の年間ランキングで首位を維持した。

手数料収入で5位のバンク・オブ・アメリカ(BOA)のM&A担 当の世界責任者スティーブン・バロノフ氏は「昨年は浮き沈みが激しか った」と指摘。「上期(1-6月)は非常にプラスだったが、第3四半 期(7-9月)には欧州危機の影響で多くの企業がM&A交渉を延期し た。第4四半期(10-12月)は改善し、今もその状態だ」と述べた。

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