豪中銀副総裁:オーストラリアは豪ドルの過度の上昇に警戒が必要

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)のロウ副総裁は7日、豪ドル高と金利が経済安定に貢献しているも のの、投資資金の動きで豪ドル相場が過度に上昇する可能性に警戒する 必要があるとの見解を明らかにした。

同副総裁はシドニーでの講演で、「為替レートがオーバーシュート することはあり得る」と指摘。「為替動向が豪経済にとって重要な安定 化要因であることは過去30年間の歴史が証明しているものの、現在の要 因の特異な性質を考えれば状況を緊密に監視する必要がある」と述べ た。

また、失業率の高止まりについて、「通貨高による景気縮小効果が 投資ブームと交易条件がもたらす景気拡大効果を打ち消すだけにとどま らないことを示唆している可能性がある」と分析。「そうした場合、イ ンフレ見通しが穏やかな水準にとどまるなら、金融政策は柔軟に対応す るだろう」と語った。

鉱山投資ブームが豪州経済を後押しするとの観測を背景に、豪ドル は今年に入り上昇している。欧州中央銀行(ECB)が2回目の3年物 資金オペで銀行に5295億ユーロを供給したことを受け、2月29日には半 年ぶり高値となる1豪ドル=1.0856米ドルを付けていた。

原題:RBA’s Lowe Says Australia Must Be Alert to Currency ‘Overshoot’ (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE