欧州債:ドイツ債上昇、ユーロ圏マイナス成長-イタリア債続落

6日の欧州債市場ではドイツ国債 が上昇。10年債利回りは7週間ぶり低水準に近づいた。債務危機で信頼 感が低下する中、ユーロ圏が昨年10-12月(第4四半期)にマイナス成 長となったことが手がかり。

イタリア国債は続落。ギリシャが1300億ユーロ相当の支援を得る上 で必要な債務交換で苦戦するとの懸念が広がった。ポルトガル国債も軟 調。国際通貨基金(IMF)はポルトガルが起債市場に来年復帰できる との見通しを示したものの、支援材料とはならなかった。

この日はオーストリアとオランダが国債入札を実施したほか、ギリ シャと欧州金融安定ファシリティー(EFSF)も証券を発行した。

バイエルン州立銀行のシニア債券ストラテジスト、マリウス・ダハ イム氏(ミュンヘン在勤)は「ユーロ圏は2段階のスピードで回復して いる。ドイツなどの中核国は比較的順調だ」と述べた上で、一部の高債 務国は緊縮策を講じているほか、リセッション(景気後退)局面にある と説明。さらに、ギリシャ債務交換交渉が「引き続きセンチメントへの 重しで、ドイツ国債への支援要因となるだろう」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時31分現在、ドイツ10年債利回りは前日比4ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.78%。5日に は1.77%まで下げ、1月18日以来の低水準となった。同国債(表面利率 2%、2022年1月償還)価格は0.38上げ101.925。2年債利回りは2b p低下の0.17%。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)がこの日発表した10 -12月期のユーロ圏実質GDP(域内総生産)改定値は前期比0.3%減 と、先月15日公表の速報値と一致した。輸出と家計支出はそれぞ れ0.4%減少した。

イタリア2年債利回りは前日比9bp上昇の1.9%。10年債利回り は13bp上昇し5.06%。同年限のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅( スプレッド)は18bp拡大の328bpとなった。

ポルトガル10年債は3営業日続落。利回りは6bp上昇 し13.91%。

原題:German Bunds Rise as Euro Economy Contracts; Italian Notes Fall (抜粋)

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