ユーロ圏10-12月GDP改定値、前期比0.3%減-速報値と一致

ユーロ圏経済は昨年10-12月(第4 四半期)にマイナス成長となった。投資が2009年以来で最大の落ち込み となったほか、輸出と家計支出の減少が響いた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が6日発表した10-12 月期のユーロ圏実質GDP(域内総生産)改定値は前期比0.3%減と、 先月15日公表の速報値と一致した。前年同期比では0.7%増加した。

輸出は前期比0.4%減。7-9月(第3四半期)は1.4%増だった。 家計支出は0.4%、投資は0.7%それぞれ減少した。

欧州は3年足らずで2回目のリセッション(景気後退)の瀬戸際に あるものの、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は経済に「一時的な 安定化の兆候」が見られるとの認識を示している。ECBによる2回の 3年物資金供給オペで信用収縮の懸念が和らぎ、各国政府には債務危機 対策で合意するための時間的余裕が生じた。

ベレンベルク・バンクのエコノミスト、クリスチャン・シュルツ氏 は「遅い冬の到来とともに、現在が景気下降の底かもしれない」と述 べ、「状況は来四半期から段階的に改善するだろう。ECBが提供した 資金と各国政府による危機解決策の進展で、ユーロ圏経済は今年下期か ら再び成長するはずだ」と続けた。

EUの行政執行機関である欧州委員会は先月23日、ユーロ圏の成長 率について、今年はマイナス0.3%との見通しを示した。ドイツは0.6% のプラス成長が見込まれるものの、イタリアは1.3%、スペインは1% それぞれ縮小するという。

原題:Euro-Region Economy Contracts as Investment, Exports Decline (抜粋)

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