米国:自身をドイツ系と見なす人が増加-ヒスパニック系急増

米国で最初に居住し始めたのはネイ ティブアメリカンだが、その後、欧州人が住み始め、スペインや英国、 フランスが植民地とした。そして今、ドイツ系が多数を占めている。

米国勢調査局が発表した2010年の米コミュニティー調査のデータを 基にブルームバーグが集計した統計によると、同国の3143郡の住民の半 数以上が自身をドイツ系米国人と答えている。ドイツ系米国人の数は過 去10年間に約600万人増え約4980万人と、ヒスパニック系の約5050万人 にほぼ並んだ。(郡ごとの統計地図はここをクリックしてご覧くださ い)

「The German-American Experience」の著者でシンシナティ在住の 作家ドン・ハインリヒ・トルツマン氏は「多くの人々はドイツ人を祖先 とする米国人が最も多いことに気付いていない」と指摘。「意外であ り、一般的に見過ごされている」と語る。

米国ではヒスパニック系とアジア系の人口が最も速いペースで増加 しているが、自らをドイツ系米国人と見なす人が増えていることは、同 国のルーツの一つが欧州からの移民だったことを浮き彫りにしている。

祖先追跡の新たな手段が利用されるようになったほか、ナチス・ド イツ敗戦から40年以上を経た1989年のベルリンの壁崩壊後のアイデンテ ィティー願望やエスニック意識の高まりも反映されているようだ。

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