英インサイダー事件:UBSとJPモルガンの印刷室情報利用

UBSやJPモルガン・チェースの 印刷室から入手した情報を利用した株取引で7人が100万ポンド(約1 億2900万円)以上の利益を得ていたと、英金融サービス機構(FSA) の弁護士が5日明らかにした。

検察担当の弁護士マイケル・ボウズ氏によると、両行の印刷室で働 いていた兄弟関係にあるエルシン・ムスタファ、アリ・ムスタファ両被 告が内部情報を入手し、他の5人が取引に利用した。2006-08年にビッ ファ・グループやプレミア・オイルなど6社の株式を取引したという。

ボウズ氏はロンドンの裁判所で「彼らはいわゆるデートレーダーだ った」と指摘し、「注意をそらすための方法の一つ」として複数の口座 を利用したと述べた。

「サターン」と呼ばれるこの事件をめぐり、FSAは1年9カ月に わたる調査を経て10年に訴追。約25人の弁護士や調査員を投入し、130 の取引口座を調査した。ボウズ氏によると、同事件の被告は家族関係ま たは友人関係にあり、行動の連携が可能だったという。両行の幹部はイ ンサイダー取引には関わっていない。

原題:UBS, JPMorgan Print-Room Data Used in U.K. Insider-Trading Ring

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