ブラジル:「通貨のツナミ」からの自国保護で一段の措置か

ブラジルのルセフ大統領は、欧州の 拡張的な金融情勢を批判し、富裕国の保護貿易政策によって加速してい る通貨レアル高に歯止めをかけるため、一段の措置を講じる可能性に言 及した。

同大統領は訪問先のドイツのハノーバーでメルケル首相との会談に 先立ち、記者団に対し、富裕国の金融政策に端を発する「通貨のツナ ミ」から同国を守るため「ブラジルは主権国家として経済の保護に必要 なあらゆる措置を講じる」と述べた。同国が取り得る具体的な措置とし て、このほど実施した海外からの資金流入を抑制するための金融取引税 (IOF税)の課税対象拡大措置を挙げた。

ブラジル政府はこれまで満期が2年未満の海外での借り入れを対象 にIOF税を6%課税していたが、1日から課税対象を3年未満に拡 大。レアルの年初からの上昇率は7.4%と、ブルームバーグが継続調査 する主要16通貨の中で、メキシコ・ペソに次ぐ2位となっている。

ルセフ大統領は、欧米の政策当局者が経済成長を促進するため自国 通貨を「人為的に安く抑えている」とも指摘。それにより新興市場には 「極めて強力な毒性作用」が生じている語った。

原題:Rousseff Eyes Measures to Shield Brazil From ‘Monetary Tsunami’ (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE