ポルトガルは来年債券市場に復帰できよう-IMF交渉責任者

国際通貨基金(IMF)の対ポルト ガル交渉責任者のアベベ・セラシ氏は、同国が来年債券市場に復帰する ことができるだろうと述べるとともに、民間債権者が債権の減額を迫ら れることはないとの見通しを示した。

セラシ氏は「われわれの基本的な予想は引き続き、ポルトガルは来 年後半に市場へのアクセスが可能になろうというものだ」とした上で、 「それは容易ではない」と述べた。同氏はブルームバーグテレビジョン とのインタビューで語った。

IMFと欧州連合(EU)がとりまとめた780億ユーロ(約8 兆4100億円)の国際支援計画の条件として同国政府は歳出削減と増税を 進めている。コエリョ首相によると、同国は支援条件を達成して13年に 債券市場に復帰する決意だ。

ポルトガルの借り入れコストは昨年の救済要請以降、上昇してい る。10年債利回りは同年限のドイツ国債に対する上乗せ幅(スプレッ ド)が5日に12.02ポイントだった。ソクラテス前首相が救済を要請し た4月6日は5.11ポイント、議会選挙でコエリョ氏がソクラテス前首相 から政権を奪取した翌日の6月6日は6.70ポイントだった。

セラシ氏はインタビューで、ポルトガル政府には「一段と信頼を得 て投資家を安心させる必要がある」と指摘。ポルトガルのスプレッド拡 大はギリシャ情勢が関係しているかもしれないが「両国の債務は非常に 異なるものだ」と述べ、ポルトガルの債務の国内総生産(GDP)比 が13年に115%前後で落ち着き、その後徐々に低下し始めるとIMFは 予想していると説明した。

同氏はさらに、ギリシャの債務は民間部門関与(PSI)の実施後 も20年まではGDP比120%に下がることはないが、同国とポルトガル の「債務は非常に異なるものであるため、われわれはポルトガルについ はPSIを予想していない」と語った。

原題:IMF Sees Portugal Market Return in 2013 With No Bondholder Cuts

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