米CFTC委員:スワップ国際規制で当局間の調整不足を懸念

米商品先物取引委員会(CFTC) のジル・ソマーズ委員(共和党)は5日、米金融規制改革法(ドッド・ フランク法)の国際的な適用のガイドライン(指針)に関して米当局間 の調整が進んでいないため、708兆ドル(約5京7800兆円)規模の世界 スワップ市場が混乱に陥る可能性があるとの見解を示した。

ソマーズ委員はワシントンで開かれた外国銀行家協会会合( IIB)で講演し、米証券取引委員会(SEC)や外国当局との間で 「十分な調整が行われていないことを強く懸念している」とした上で、 「さらに懸念されるのは、CFTCが断片的なアプローチを検討してい ると思われることだ」と指摘した。

米ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェース、 モルガン・スタンレーは、ドッド・フランク法の規定が海外の競合行と 比して米大手銀の競争力を低下させると主張している。バルニエ欧州委 員(域内市場・金融サービス担当)は米当局者に対し、同規定に関して 諸外国の当局者と調整を進めるよう求めた。各国も2008年の信用危機を 受けて新たな規制を策定している。

ソマーズ委員は、CFTCが数週間内にドッド・フランク法の規定 の国際的な適用に関するガイドラインを公表する可能性があると述べ た。ガイドラインには、金融機関がCFTCにスワップ・ディーラーと して登録が義務付けられる時期も盛り込まれる。CFTCは、清算や市 場インフラの新たな規定の国際的な適用に関する別のガイドラインを検 討する可能性もある。こうしたガイドラインに関しては意見公募期間が 設定される見込みだという。同委員は、米当局間で共同の、ないしはよ く調整されたルールを公表すべきだと語った。

原題:Sommers ‘Deeply Concerned’ Over CFTC, SEC Coordination on Swaps(抜粋)

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