米FDA:炭酸飲料の化学物質、直ちに健康被害のリスクない

コーラ飲料に使用されている化学物 質が動物の腫瘍の原因になるという消費者団体からの指摘について、調 査を進めている米当局は、同物質が直ちに消費者に健康被害を与えるリ スクはないとの見解を示した。

米食品医薬品局(FDA)の広報担当、ダグラス・カラス氏は、研 究でネズミのがん発症に結びついたのと同じ量を摂取するには、1 日1000本以上の缶入り炭酸飲料を飲む必要があると述べた。

米ワシントンの消費者団体、公益科学センター(CSPI)は5日 の発表資料で、米清涼飲料メーカーのコカ・コーラとペプシコが製造す る飲料に高濃度の化学物質「4-メチルイミダゾール」が使われている と指摘。これはコーラ飲料に使われている着色料の一部で、CSPIが 5日に発表した研究で取り上げられている。これに対し業界団体は研究 結果に異議を唱える。アメリカ飲料協会(ABA)は5日に声明を発表 し、「これは脅し戦略にすぎない」と述べ、CSPIの指摘は「言語道 断」との見方を示した。

FDAのカラス氏は電子メールで、FDAが消費者に危険があると 考える理由はないとした上で、CSPIの指摘について調査を進めてい くと述べた。

CSPIは、「コカ・コーラ」、「ペプシコーラ」、「ダイエット コーク」、「ダイエットペプシ」のほか、米ドクターペッパー・スナッ プル・グループの「ドクターペッパー」や「ダイエットドクターペッパ ー」、ワシントン周辺の店舗で販売されている「ホールフーズ365コー ラ」などの商品について、研究機関に調査を委託したことを明らかにし た。

原題:FDA Skeptical Chemical in Sodas Harmful to Consumers (2) (抜粋)

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