バフェット氏の金投資への見方に当惑(訂正)

資産家ウォーレン・バフェット氏は 素晴らしい投資家だと、ステート・ストリート・グローバル・アドバイ ザーズのバイスプレジデント、クリストファー・グールガシアン氏はた たえる。ただ、グールガシアン氏は、「オマハの賢人」と呼ばれるバフ ェット氏も金については見込み違いだと考えているようだ。ステート・ ストリートは740億ドル(約6兆円)規模の金ファンドを提供する。

グールガシアン氏は2日、ステート・ストリートが運営する上場投 資信託(ETF)、「SPDRゴールド・トラスト」に関する規制当局 への届け出でバフェット氏について、「彼は金を保有するつもりがな く、アップル(2000年1月以降の上昇率は約1500%)やグーグル (04年8月以降の上昇率は530%)の株式も保有したことがない」と 述べた。

届け出の中でグールガシアン氏は、バフェット氏が率いる米投資・ 保険会社バークシャー・ハサウェイの株式は2000年1月以降105%上 昇しているが、金はこの間に約5倍近くに上昇したとしている。

バフェット氏は先月、株主宛ての年次書簡で金について、農地や企 業のように新たな富を生み出す潜在性がなく利用が限られているため、 投資家は金を避けるべきだと指摘。金が長期的に上昇するためには、金 がさらに上昇すると考える「買い手の層」が拡大する必要があるとの見 方を示した。

バフェット氏は2月25日、バークシャーのウェブサイトに掲載し た書簡で「金の買い手にとって最も動機付けになるのは懸念が拡大する との見方だ」と指摘。「過去10年間、この見方は正いしことが証明さ れている。さらに、価格上昇が追加的な買い意欲を創出し、上昇が投資 理論を立証していると考える買い手を引き付けている。時流に乗る投資 家はどんな投資でも行うものだから、自分たちの真実をつくり上げる。 しばらくの間は」と述べた。

--取材協力:Andrew Frye.

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