野田首相:消費増税、大局に立てば与野党必ず合意できる-インタビュー

野田佳彦首相は3日午後、消費税増 税を柱とする社会保障・税一体改革について、与野党が大局に立って議 論すれば必ず合意できるとの認識を示した。首相官邸でブルームバー グ・ニュースなど外国メディアとのグループインタビューで語った。

首相は一体改革について、「どの政権でも避けて通ることのできな い、先送りできない課題」と指摘。政府・民主党が呼び掛けている与野 党協議について「政局にとらわれずに大局に立つならば、必ず合意でき ると思う」と述べ、自民党などからの協力を得ることは可能であるとの 見方を明らかにした。

政府は消費税率について、2月17日に「2014年4月に8%、15年 10月に10%」へと2段階で引き上げることを柱とする一体改革の大綱 を閣議決定。3月中に法案として国会に提出する方針を示している。こ れまで政府・民主党は与野党協議を呼び掛けてきたが、自民、公明両党 は応じていない。

首相は一体改革をめぐる野党側の姿勢について、「国会論戦の中で は、だんだんかみ合ってきている」との認識を示した。

原発事故

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けたエネルギー政策の 見直しに関して野田首相は「国民の安心できるエネルギーのベストミッ クスについては、間もなくその選択肢を国民に示したい」と語った。

定期点検などで運転を停止している原発の再稼動については「最後 は政治が判断をすることになるが、稼動をお願いしなければいけない時 は、政府挙げて自治体の協力を得るべく、ご理解を得るべく、全力を尽 くしたい」と述べた。

東日本大震災からの復興については「被災地のインフラや経済は着 実に立ち直りつつあり、製造業のサプライチェーンは完全に復活した。 鉱工業生産の水準も震災前を上回る水準にまで回復をしている」と強調 した。

3月26、27日にソウルで開かれる核安全保障サミットでは「予算 が成立するかどうかの大詰めだが、基本的には是非、その場に行って、 こういう原発事故等が起こった教訓、知見、反省を含めて、日本の立場 から発言をすることはたくさんあると思っているので、出席したいとい う気持ちは強く持っている」と語った。

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