新日鉄、住金:新会社会長に新日鉄・宗岡氏、社長に住金・友野氏

10月に合併する新日本製鉄と住友金 属工業は2日、新会社「新日鉄住金」の会長兼最高経営責任者 (CEO)に新日鉄の宗岡正二社長、社長兼最高執行責任者(COO) に住金の友野宏社長が就任する人事を発表した。

宗岡氏は同日午後開かれた記者会見で、新会社の役員数について「 いま検討している。単純に足した数が増えることにはならない。むしろ 減る」と述べた。

「国内生産拠点の整理はあるのか」との記者からの質問に対し、宗 岡氏は「大きな意味での統廃合は視野に入っていない」と答えた。友野 氏は「従来の考えは変わっていない」と同調した。

新日鉄と住金は2012年10月1日に統合することで基本合意してい る。合併比率は新日鉄1に対し住金0.735。社名は「新日鉄住金」で存 続会社は新日鉄。

統合が実現すればアルセロール・ミタルに次ぐ世界2位規模の鉄鋼 メーカーとなる。世界鉄鋼協会の加盟企業を対象にした調査によると、 10年の粗鋼生産量で新日鉄は世界4位、海外シェアは2.48%、住金は同 19位で0.94%。新会社の世界シェアは3.42%程度となる。

両社の11年3月期の連結売上高は、新日鉄が約4兆1000億円、住 金は約1兆4000億円。新会社の売上高は単純に合算すると5兆5000億 円に上る。粗鋼生産は新日鉄が3492万トン、住金が1290万トン。新日 鉄の宗岡社長は昨年9月の会見で、国内生産について両社合わせて5000 万トン規模になると述べていた。

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