欧州各国保有ギリシャ国債でデフォルトか-カークガード氏

欧州各国の政府が保有するギリシャ 国債が今年デフォルト(債務不履行)状態に陥るかもしれないと、ピー ターソン国際経済研究所のジェイコブ・カークガード研究員が1日指摘 した。

ギリシャの債務スワップ正式案が先週示され、民間債権者が保有す るギリシャ国債の元本53.5%削減が決まった。同研究員はブルームバー グラジオとのインタビューで、欧州中央銀行(ECB)がスワップ合意 に伴う直接的な損失を被らない一方で、各国政府が保有するギリシャ国 債に対しこうした評価損を適用するのが政治的にやりやすいと述べた。

カークガード研究員は「重要なことはこれは政治問題だということ だ。順序付けが極めて大事だ」と語った上で、「本質的に1国の政府に よる他国の納税者に対するデフォルトということになる」と付け加え た。

国際スワップデリバティブ協会(ISDA)の判定委員会は同日、 ギリシャ国債を保証するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS) の決済を引き起こす信用事由は発生していないとの判断を下したが、同 研究員はこれがCDS利用に向けた投資家の意欲を損ねる可能性がある と述べた。

原題:Greece May Default on Governments, Kirkegaard Says: Tom Keene

--取材協力:Rebecca Christie、Helene Fouquet、Ken Prewitt.

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